“ONE TEAM”が流行語大賞になった理由が深かった。「移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆」

「安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい」と踏み込みました。
「ONE TEAM」の名の下、選手もサポーターも国籍関係なく結束してラグビー旋風を巻き起こした。(2019年10月13日)
「ONE TEAM」の名の下、選手もサポーターも国籍関係なく結束してラグビー旋風を巻き起こした。(2019年10月13日)
AFP=時事通信社

2019年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に「ONE TEAM」が選ばれた。受賞者はラグビー日本代表チーム。

「ONE TEAM」は、日本が史上初のベスト8進出を果たしたラグビーワールドカップ2019の日本代表を示す言葉。多国籍な選手で構成された日本代表を率いるジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマだった。

ラグビー日本代表は、7カ国15人の海外出身選手を含む31人がリーチマイケル主将を中心に「桜の戦士 ONE TEAM」の旗印の下に結束、日本中にラグビー旋風を巻き起こした。

新語・流行語大賞の公式サイトでは、受賞理由について「ONE TEAMは、世界に広がりつつある排外的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった」と踏み込み、「それは安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい」と期待を込めた。

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