実写版『リトル・マーメイド』王子役のキャスティングに難航していたディズニーだが、遂にその長い旅路に終止符が打たれたようだ。
アリエル役はグラミー賞にもノミネートされた歌手、ハリー・ベイリーが既に発表されていたが、ロマンスのお相手役である王子役探しは難航していた。
ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズが元々、この役を勤めると言われていたが、彼は最終的に出演を辞退する旨を明かした。その後、Hollywood Reporterは王子役が比較的知名度の低いジョナ・ハウアー・キングに決定したことを報じた。
「ジョナ・ハウアー・キングってどんな人?」と思っている読者も多いだろう。そこで今回、彼について知っておきたい情報を紹介していく。
ジョナ・ハウアー・キングってどんな人?
24歳のジョナはロンドンで生まれ育ち、イートン・カレッジ(中高)とケンブリッジ大学を卒業。大学では神学と宗教学を学んでいたという。劇場プロデューサーでアメリカ人の母と、レストラン経営者でイギリス人の父を両親に持つ彼はアメリカとイギリスの二重国籍を持っている。
これまでの出演作品
短篇作品への出演でキャリアを築き始めたジョナは、2017年に『The Last Photograph』でスクリーンデビューを果たした。
その後『 Postcards From London(原題)』や『Ashes In The Snow(原題)』、ミニシリーズ『Howards End』にも出演している。
代表作品は?
彼が今日、最もよく知られている役はおそらく2017年にBBCが製作した 『若草物語』だろう。 この作品でジョナは、マーチ家四姉妹の隣人のローリー役を演じた。
また、大の犬好きであれば、アメリカで2019年1月(日本では11月)公開された映画『ベラのワンダフル・ホーム』の中で彼を見ている人もいるかもしれない。この作品でジョナは、アカデミー賞のノミネートが期待されている。
また、『リトルマーメイド』の出演決定に加え、現在製作中の『Once Upon A Time In Staten Island(原題)』でナオミ・ワッツらと共演を果たしている。
他の配役は?
アリエル役を務めるハリー・ベイリーの発表はかなり早期であったのに対し、他のキャスティングの多くについては、未だに沈黙の部分が多い。
海の魔女、アースラ役にメリッサ・マッカーシー、カモメのスカットル役にオークワフィーナ、アリエルの友達で魚のフランダー役にジェイコブ・トレンブレイが有力だという噂はあるが、その真偽は定かではない。
ハフポストUS版を翻訳、編集、加筆しました。