「第70回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表された11月14日、出場を逃したゴールデンボンバーがこんな悲痛なタイトルの新アルバムリリースを発表した。自虐的なタイトルもさることながら、ゴールデンボンバーの発表方法が話題となっている。
11月14日午後3時13分、ゴールデンボンバーの公式Twitterは「紅白発表の話題に便乗していくスタイルのゴールデンボンバーさん」というメッセージとともに、『金爆、新アルバムタイトルは「もう紅白に出してくれない」』というタイトルのウェブページのリンクを投稿。
リンクをクリックすると、Yahoo!ニュースによく似たサイトに移動する。
「金爆、新アルバムタイトルは『もう紅白に出してくれない』」というタイトルの下には、次のような記事が掲載されている。
紅白出場者の発表があった14日、発表後わずか数分後にゴールデンボンバーのニューアルバムのタイトルと詳細が発表された。
2015年の「女々しくて」以来、NHK紅白歌合戦への出演が無いゴールデンボンバー、 今年は新元号発表から即座に「令和」という曲を制作して話題になりファンの間では年末の紅白歌合戦への返り咲きが期待されていたが叶わなかった。
その落選を待ち構えていたかのようなアルバムタイトルと詳細の発表に加えて公式YouTubeにて収録曲「首が痛い」「かまってちょうだい///」のMV解禁にファンは肩を落とす間もなく大忙しのようだ。(以後略)
一見すると、Yahoo!ニュースに配信された「音楽ナタリー」の記事に見えるが、よく見てほしい。
Yahoo!ニュースのロゴ部分は『卍!』。URLは「yahoo」ではなく「yah000」となっている。「音楽ナタリー」に見えるロゴも、よく見ると「音楽ナタソー」となっている。
このほか、アクセスランキングの欄にある記事の配信元も「スポーツ放置」「デイソースポーツ」「ねとらほ」「肉感スポーツ」ギャクが満載。
さらに、関連記事の下にある「30代後半、夜職で束縛彼氏をお持ちの方へ」という広告画像をクリックすると、2016年にリリースされた『水商売をやめてくれないか』のYouTubeページに。
コメント欄の「もっと見る」をクリックすれば、今度は「2ちゃんねる」のゴールデンボンバーのスレッドに飛ぶなど、仕掛けもユーモアが満載だ。
サイトの末尾には『Presents by ゴールデンボンバー』とある。
ちなみに、本家のYahoo!ニュースには、本物の音楽ナタリーの記事が配信されている。
Yahoo!の広報担当者は「知らなかった」と話している。
ゴールデンボンバーは公式サイトもウィキぺディアを真似た作りで知られている。
手が込んだ仕掛けに、ファンからは「凝りすぎ!」「悲しいと嬉しいが混ざりあって言葉にできない」などの声が寄せられている。