ラグビーW杯は11月2日、午後6時から南アフリカとイングランドの決勝戦が横浜国際総合競技場で開かれる。
その重要な一戦を前に、南アフリカの主将シヤ・コリシ選手が1日の記者会見で、父親に初の海外旅行を手配し東京ディズニーランドを満喫してもらったことを明かした。海外メディアなどが1日に報じた。
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「この日本でのW杯が、私の父の最初の海外旅行なのです」
AFP通信によれば、コリシ選手は南アフリカ代表チームで初の黒人の主将でとなった。
コリシ選手は南アフリカ南部のポートエリザベスの郊外に位置するズウィデという貧困地域の町で育った。
彼の父親はこれまで国外に出たことはなかったという。
今回のW杯で母国が決勝に進出したことで、コルシ選手は試合を観戦してもらおうと父の旅を手配したのだ。
コリシ選手の父親は、日本に到着すると真っ先に東京ディズニーランドに向かったという。
ちなみに、東京ディズニーランドのある千葉県浦安市は、南アフリカ代表の公認チームキャンプ地でもある。
『SA RUGBY MAGAZINE』は、コリシ選手のコメントを紹介した。
この日本でのW杯が、私の父の最初の海外旅行なのです。
父と同じく親友も日本に連れてくる機会を得られて本当にうれしい。
父が自分の試合を生観戦するのは、2013年に私が南アフリカ代表として初めて臨んだ試合以来、今回が2度目なのです。
家族のためにこのような機会が与えられることは、ラグビーをしていて素晴らしいと感じることの1つです。とても感謝しています。
コリシ選手は、「優勝してトロフィーを掲げることは、私たち代表チームにとって非常に大きなことです。そしてそれは私たちのみならず、南アフリカという国にとっても大きなものとなるでしょう」と、決戦に向けた意気込みを語っていた。