天皇陛下が即位を広く披露するための「即位の礼」。その中心となる儀式「即位礼正殿の儀」が22日午後1時、皇居・宮殿の「松の間」で行われる予定だ。
同日はパレード「祝賀御列の儀」も予定されていたが、台風19号の被害が大きいことを考慮して、11月10日の開催に延期となっている。
即位礼正殿の儀には、内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官の「三権の長」や、200カ国近くの外国元首らを含む、約2000人が出席する予定。
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(即位礼正殿の儀、主な式次第)
22日午後1時
・天皇陛下が皇居・宮殿の正殿松の間に入り、高御座にのぼる。
・ 剣・璽(まが玉)、国璽(国印)、御璽(天皇印)が「案」と呼ばれる机上に置かれる。
・皇后さまが正殿・松の間に入り、高御座の隣の御帳台にのぼる。
・参列者が鉦(しょう)の合図で起立する。
・侍従・女官が高御座、御帳台の御帳を開く。
・参列者が鼓(こ)の合図により敬礼する。
・天皇陛下がお言葉を述べる。
・首相が寿詞(よごと、祝辞)を述べる。
・首相が万歳三唱。参列者が唱和する。
・天皇陛下が退出する
・皇后陛下が退出する。
(その後も続く儀式)
天皇皇后両陛下は、22日夜には皇居・豊明殿を主な会場に、海外などからの賓客をもてなす「饗宴(きょうえん)の儀」にも臨まれる。
その後、11月10日にはパレード「祝賀御列の儀」、11月14・15日には国家の安寧と五穀豊穣を祈る「大嘗祭」の中心的な儀式「大嘗宮の儀」なども行われる。