国土交通省関東整備局は10月12日、利根川系や荒川系のダムでも緊急放流する可能性があると発表した。
国土交通省関東整備局によると、緊急放流する可能性があるのは、利根川水系では神流川の下久保ダム(埼玉県児玉郡神川町)、鬼怒川の川俣ダムと川治ダム(いずれも栃木県日光市)。加えて、荒川水系荒川の二瀬ダム(埼玉県秩父市)。
台風19号による記録的大雨で、計画規模を超える洪水となる可能性があるという。ダムに水を貯められなくなるため、緊急放流をする見込みだと説明している。
【UPDATE:2019/10/12 20:40 タイトルも変更しました】
また新たに、利根川水系渡良瀬川の草木ダム(群馬県みどり市)でも午後11時ごろから、緊急放流を実施する可能性があると発表した。
【UPDATE:2019/10/12 22:10 タイトルも変更しました】
草木ダムは午後11時ごろから、緊急放流を実施すると発表した。
また、相模川水系中津川の宮ヶ瀬ダム(神奈川県相模原市)は、現在貯水容量の確保する作業をしているが、0時ごとから緊急放流を実施する可能性があると発表した。
【UPDATE:2019/10/12 23:50 タイトルも変更しました】
二瀬ダムは、流入量が減少したため緊急放流を見送った。
川俣ダムと川治ダムは、流入量が減少したため、緊急放流の有無を含めて確認している。
各ダムの実施状況や計画は以下の通り
※( )内は影響が出る可能性のある自治体。
城山ダム:午後9時半ごろから緊急放流の実施。
川俣ダム:緊急放流の実施するか確認中。(日光市)
二瀬ダム:緊急放流を開始。
下久保ダム:13日午前1時ごろから緊急放流の可能性。実施する場合は、約3時間前に発表する。
川治ダム:緊急放流の実施するか確認中。
草木ダム:午後11時ごろから緊急放流の可能性。実施する場合は、約3時間前に発表する。(みどり市、桐生市)
宮ヶ瀬ダム:13日午前0時ごろから緊急放流の可能性。実施する場合は、約3時間前に発表する。(厚木市、海老名市、愛川町)