雨乞いのために結婚させられた新婚のカエルが、わずか2カ月で離婚させられた。
インドでは、地域に雨を降らせるために、ヒンドゥー教の雨の神様が喜ぶとされているカエルの結婚式が行われる風習がある。
結婚式では、人間と同じように特別な衣装に身を包み、新婦となるカエルの額に「シンドゥール」と呼ばれる赤い粉を塗る。大人も子どもも、盛大にお祝いする、伝統的なヒンドゥー教の儀式だ。
Advertisement
地元メディアによると、この2匹のカエルは、インドの中央に位置するマディヤ・プラデーシュ州のボーパールで7月19日に結婚したばかりだったという。
干ばつに襲われたボーパールで、雨乞いのために結婚した2匹は、雨の神様を喜ばせすぎたのだろうか。
6月に雨季が始まってから200人以上の死者を出しているマディヤ・プラデーシュ州では、9月に入ってからも豪雨が続き、低地にあるボーパールでは街のあちこちで冠水被害に見舞われている。
Advertisement
とうとう新婚のカエルたちは、住人たちの手によって離婚させられることになった。離婚の儀式ではマントラ(サンスクリット語の祭詞)が唱えられたという。