アイドルグループ「天使突抜ニ読ミ」の公式Twitterが9月17日、メンバーのひとりが巻き込まれたファンによる強制わいせつ致傷容疑事件について、被害者本人の名前を公表した。
被害にあったのは松岡笑南さん。ツイートでは、容疑者が逮捕され、事件が報じられたため、公表に踏み切ったと説明。
「あってはならない行為ですし非常に遺憾です。 天使突抜ニ読ミとして、松岡笑南として、断固として戦う所存です」と憤りをつづっている。
松岡さんは現在休養中で、容態について「アイドルの命といってもいい顔にも傷を負わされ、精神的にもかなり厳しい状態にありますが、徐々に回復へ向かっている最中です」とつづっている。
天使突抜ニ読ミは18日にもツイートし、松岡さんの名前を公表した経緯を詳しく説明した。本人や家族とリスクについて話し合った上で、「再犯防止や他のアイドル活動をしている方々への注意喚起をし、業界全体を守ろうという思いから公表へ踏み切りました」と明かした。
産経ニュースによると、事件は9月1日ごろに起きた。松岡さんは東京都江戸川区のマンションで、容疑者の男に後ろからタオルを押し当てて引き倒され、体を触られるなどし、顔にけがをしたとされている。
容疑者の男に対して、「彼女は普通の生活を送るだけでも、どこかで会うのではないかと恐怖を背負いながら生きなければなりません。彼女にその精神的ダメージを与えた事が一番許せません」と憤りをつづっている。
ツイートによると、事件が起きたのは、天使突抜ニ読ミが初のワンマンライブを控えた時期で「全てを止めざるを得ない状況でした」と活動に支障が出ていることを明かした。
今後については、ファンと交流する特典会のレギュレーションの変更や防犯対策をした上で、通常通りにライブ活動にも出演する予定という。
「天使突抜ニ読ミは走ることを止めません。それは本人やメンバーがそれを一番望んでいないからです。 その中で今のままメンバーも活動もしていくのは難しいと判断し、コメントさせていただきました。今後は皆さんを笑顔にできるよう今まで通り活動をしていきます」