婚約指輪を飲み込む夢を見た翌朝、気が付いたら指輪が消えていた──。
なんとその指輪、”胃の中”から発見されたのだ。
アメリカ・サンディエゴに住む女性が9月13日、自身のフェイスブックで投稿したエピソードが話題となっている。一体何が起きたのか?
夢の中で飲み込んだ婚約指輪、朝起きたら手から消えていた...
胃の中から婚約指輪が見つかった女性は、ジェナ・エバンズさん。
エバンズさんの投稿によると、10日の夜、エバンズさんは婚約者のボビー・ハウェルさんと高速列車に乗り込み、そこで悪者に追われ、緊迫した状況に追い込まれるという夢を見ていた。
夢の中ではその後、ボビーさんがエバンズさんに、「婚約指輪を守るためには、それを飲み込まなければならない」と言ったため、エバンズさんは彼の指示通りに指輪を口に入れ、コップ1杯の水でそれを飲み込んだという。
彼女は実際に指輪を飲み込んだことを覚えていたが、無論、それはあくまでも夢の中での話だと思っていた。
しかし、11日の朝起きた時、エバンズさんの指に婚約指輪はなかった。エバンズさんは、どうやら本当に指輪を飲み込んでしまっていたのだ...。
エバンズさんはボビーさんを起こしてこの話を伝えたが、「彼もすぐには信じていなかったと思う」と当時を振り返った。
レントゲン写真を見てみると...
その後エバンズさんは救急病院でレントゲン検査を受け、複数の医師に詳細を説明。
検査で撮影したレントゲン写真を見てみると、彼女の背骨近くの左の肺のあたりには、くっきりと飲み込んだ婚約指輪が映っていた。
医師は、指輪が自然に排出されるのを待つ選択はベストではないと考え、内視鏡で摘出する措置を断行。さらにエバンズさんは、睡眠の専門家にも診てもらうように勧められたという。
指輪の摘出は無事に成功し、摘出された指輪は、婚約者のボビーさんに渡された。
ボビーさんは13日朝にエバンズさんに指輪を返したが、その際、「2度と指輪をのみ込まない」と約束したという。
CNN系列のKGTVによれば、就寝する時は指輪を外すことにしたという。2人は、エバンズさんの出身地であるテキサス州で、2020年5月に挙式する予定だ。
大事には至らなかったことが救いだが、夢の中での行為を無意識のうちに実際にしていたという、嘘のような本当の話であった。