香港の民主団体「デモシスト」の幹部で、日本語で香港デモへの支持を呼びかけていたことでも知られる周庭(アグネス・チョウ)氏が8月30日朝、警察に拘束されたことが分かった。
具体的な容疑は明らかになっていない。
また、同じくデモシストの幹部・黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏も拘束された。2人は2014年に発生した民主化を求めるデモ「雨傘運動」の中心人物。黄氏は運動に絡み有罪判決を受け、2019年6月に出所したばかりだった。
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デモシストの公式Twitterが明らかにした。
中国共産党系の環球時報も、このツイートの情報を引用する形で2人が拘束されたことを伝えている。
周庭氏は、デモが続く2019年6月にも日本を訪れ、講演やテレビなどに出演。独学で身につけたという流暢な日本語でデモへの支持を呼びかけていた。
【UPDATE 2019.8.30 14:00】
現地メディアの報道によると、黄之鋒さんは「政府が許可していない活動に参加するよう他人を煽動した」「許可されていない週を組織した」「許可されていない集会に参加した」の3つの疑いがある。
周庭さんは「政府が許可していない活動に参加するよう他人を煽動した」「許可されていない集会に参加した」の2つの疑いが持たれているという。
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【UPDATE 2019.8.30 20:00】
周庭さんと黄之鋒さんが保釈されたとNHKニュースなどが報じた。 周庭さんは記者団に対して「私たち香港人は諦めません。これらの白色テロと不正義を恐れることはありません」と話した。