今朝、企業が発表したいくつかの良いニュースを紹介しよう。米国時間8月28日、Lego(レゴ)は視覚障害者のために、一部のキットの組み立て説明書を音声リーダーのための点字やテキストを提供する、アクセシビリティー向上プログラムを発表した。
このサービスは現在、Lego Audio Instructionsのサイトで無料で利用できる。今はまだパイロットモードで、現在は4つのキットに限定されており、Classic Lego、Lego City、Lego Friends、Lego Movie2にそれぞれ1つずつある。同社は現在フィードバックを集めており、来年前半のどこかの時点で提供する計画だ。
このアイディアを思いついたのは、目の不自由な22歳のレゴ愛好家のMatthew Shifrin(マシュー・シフリン)氏。彼は友人と協力して、自分が読めるキットの説明書を作成した後、このアイデアをLegoに持ち込んだ。
「友人のLilya(リリア)が私のためにすべての指示工程を書きとめ、それをシステムにアップロードすることで、指で点字リーダーをとおして指示工程を読むことができた」と、シフリン氏はリリースで述べている。「彼女は私と協力し、私のLegoへの情熱を支えるために点字を学び、Legoの指示を点字に翻訳するのに膨大な時間を費やした」。
MITのMedia Labは、AI(人工知能)を使ってビジュアルLXFMLデータ(LEGO Exchange Format Mel Script)の指示をテキストに変換するソフトウェアの開発を支援した。これらの指示は現在、Legoのサイトに掲載されている。
[原文へ]
(翻訳:塚本直樹 Twitter)
(2019年8月27日 TechCrunch Japan「レゴが音声と点字による組み立てマニュアルをテスト」より転載)
関連記事