気象庁は8月28日、福岡、佐賀、長崎の3県に大雨特別警報を発表しました。 「これまでに経験したことのないような大雨となっています」と注意勧告をしています。
NHKが投稿した現地の動画では、佐賀県では道路や通りが水没し、人の足首程度まで水に浸かっている様子が写っています。
5段階の警戒レベルのうち、最も高いレベル5に当たる状況の地域もあると発表していています。
大雨による河川の氾濫や土砂崩れで、命を落とす危険性もあります。
災害級の大雨から身を守る方法や避難の仕方、気をつけてほしいことを、気象庁や日本気象協会などの情報を元に紹介します。
1.どこに避難したらいい?
各自治体が指定している避難場所へ移動しましょう。
既に周辺で災害が発生していたり、避難場所への移動がかえって命に危険を及ぼしかねない状況と判断したりした場合は、次のような行動を取りましょう。
・「近隣の安全な場所」(丈夫な建物)への緊急避難
・「屋内安全確保」:自宅の2階以上で、崖から沢からできるだけ離れた場所に移動するなど、少しでも命の助かる可能性が高い安全確保行動をとりましょう。
2.避難時の注意点
・危険な場所は避けよう(1時間に50mm以上の雨が降ると内水氾濫が発生する可能性があります)
-山などの急な斜面
-河川 / 用水路
-アンダーパス
-がけ
-地下街
・車での避難は極力避けよう
浸水深が30センチ以上になるとエンジンが停止し、浸水深・流速が増すと、自動車ごと流される場合があります。
3.避難時の歩き方
・冠水している道は避けよう
歩き慣れた道であっても、マンホールの蓋が外れて吸い込まれるかもしれません。極力、冠水している道を通っての避難はやめましょう。やむを得ず冠水している道を通る際は、杖のような棒を持って、足元が大丈夫か確認しながら避難しましょう。
4.やってはいけないこと
・川や用水路の様子を見に行くのは絶対にやめて
河川の様子は自治体などがインターネットでライブカメラや、河川の水位をリアルタイムで公開しているところもあります。様子を見に行かずにこれらの情報から把握するようにしましょう。
5.ネット上で情報収集するには...
・自治体のハザードマップ
河川から溢れた時に危険な場所なのかは、各自治体から河川氾濫のハザードマップが公開されています。河川氾濫が起きた時にどれぐらい浸水する可能性がある場所なのか事前に調べておきましょう。
「洪水注意報」「洪水警報」の他に、あらかじめ指定された大きな河川を対象に、気象庁と国土交通省または都道府県が共同で 川の洪水の予報を出しています。雨が降り続いているときは、指定河川洪水予報も参考にするようにしましょう。
地震、台風、大雨や重大事件など、災害・危機管理関連の政府の活動情報を確認できる。
災害情報や防災・減災に関する情報を確認できる。
大規模災害が発生した際、消防関連情報を確認できる。
・防衛省
災害時、自衛隊の派遣状況などの関連情報を確認できる。
・気象庁
最新の台風情報を確認できる。
「台風特設チーム」による解説を確認できる。
自治体から提供を受けた避難所データなどをもとにした全国の避難所情報を確認できる。
各地の生活、ライフライン情報を確認できる
過去24時間の道路通行実績を集計し、被災地における自動車での避難や救援を支援する。
災害時に透析が必要な人向け。透析可能な病院を確認できる。
・Twitterで救助を要請する場合は?
災害発生後は安否確認の通話が殺到して電話がつながりにくくなる場合が多い。そのような場合は、Twitterでの救助要請を考えてほしい。以下のフォーマットに沿って救助要請をしよう。