アメリカで人気のラッパー・歌手のカーディ・Bさんが7月29日(日本時間)、自身のインスタグラムで動画を投稿し、アメリカのトランプ大統領を痛烈に批判した。
カーディさんは、「みんな聞いて!全力を注いだら私たちには絶対にできる!」とコメントを綴った上で、動画を投稿。
1人でカメラの前に立ち、ひたすら前を見つめて、以下のように訴えた。
黒人男性が警官に殺されたり、虐待されたりするのを見るたびに、「どういうこと?」「どうでもいいって思ってるってことなの?」「誰も気にしてないの?」って言ってきたんだけど、本当に皆どうでもいいって思ってるようだし、誰も気にしてないから言うの(声をあげるのを)やめた。
あいつ(トランプ大統領)は気にしてないよ。あいつは気にしてない。
怒りは収まらず動画は続き、バラク・オバマ前大統領と比べた上で、次のように言及。
少なくとも、オバマが大統領だった頃は、「これは間違いだ」と彼の考えを私たちに伝えてくれていた。
彼には“見えていて”、“思うところ”があったのよ。
でも(トランプ大統領の場合は)、“見えてるのにどうでもいい”って思っているに違いないわ。警察による野蛮な行為は、あいつが大統領でいる限り続くと思う。
あいつが大統領を辞めない限り、警察の乱暴な行為は放ったらかしのままなのよ。
動画の最後には、このままトランプ政権が続けば状況はさらに悪くなるとして、2020年に開かれる大統領選挙の候補者についての情報について知ることで、「トランプ大統領を退陣させよう」と呼びかけた。
「お願いだから、候補者について勉強して」 テイラー・スウィフトさんも過去に訴え
アメリカでは、著名人が声をあげ政治批判を行ったケースは他にもある。
その1人が、日本でも絶大な人気を誇る歌手のテイラー・スウィフトさんだ。
2018年10月には、同年11月に行われたアメリカの中間選挙で「民主党候補を支持する」と表明した。
その際テイラーさんは、 「これまでの私は、政治的な意見を声にすることを避けてきたけれど、今まで生きる中で経験したいくつかの出来事と、ここの過去2年間(トランプ政権が誕生して以来)で世界が経験してきたことによって、私の気持ちは大きく変わった」と主張。
その上で、「お願いだから、自分の州から出馬する候補について自分自身で学んで、自分の価値観にもっとも近い候補に投票して」と訴えていた。