7月13日から14日かけて生放送されたTBS系の大型音楽特番『音楽の日2019』で、ジャニーズアイランドの社長を務めるタッキーこと滝沢秀明さんがジャニー喜多川氏の遺志を継ぐことを誓った。司会を務めた中居正広さんが、滝沢さんの手紙を代読した。
滝沢さんは2018年末にタレントとしての活動を引退し、ジャニー氏の後継者としてジャニーズJr.をプロデュースしている。
滝沢さんの手紙は「番組をご覧の皆様、出演者の皆様へ」と視聴者と出演者に宛てられた。「ジャニーズが大好きで、ジャニーさんへ恩返しがしたい、そんな強い想いからでした」と引退を振り返り、「ジャニーさんが育てたジャニーズJr.。これからは、私から彼らが巣立っていけるように全身全霊をささげてやっていきたい」と決意表明した。
番組内では、中居さんが「私からお願いして滝沢に手紙を書いていただきました」と、滝沢さんから託されたジャニーさんへの手紙を読み上げた。
代読後、中居さんは「今回のステージは滝沢がジャニーさんから受け継いだ滝沢歌舞伎の演目が中心となっております。多分ジャニーさんにも見ていただきたかったなぁという思いもあると思いますし、どこかで見ているんじゃないかなという思いもどっかにあると思います。ここは皆さんで見守っていただきたいと思います」とステージを紹介。
番組内では「腹筋太鼓」の圧巻パフォーマンスなど、滝沢さんがプロデュースした企画が大きな話題をよんだ。
手紙全文
番組をご覧の皆様、出演者の皆様へ
本日はこのような形でお時間を頂けた事、大変嬉しく思います。
皆様もご存知の通り、私の恩師でもありますジャニー喜多川社長が先日87歳で人生の幕を下ろしました。タレント、社員一同、動揺いたしましたが、こんな時こそ『Youは人を笑顔にするんだよ、悲しんでる場合じゃないよ』というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私達は少しずつ前に進み始めております。
私は2018年末に、芸能界の表舞台から引退いたしました。ジャニーズが大好きで、ジャニーさんへ恩返しがしたい、そんな強い想いからでした。
ジャニーさんの存在は大きすぎて、決して超えられる物ではない。だからこそ、今この仕事は私の一生をかけたテーマになりました。
私は今、ジャニーズJr.に想いを乗せ、彼らと共に苦しみ、共に喜び合う決意をしました。
本日もSnow Manを始め、HiHi Jets、ジャニーズJr.の皆が熱いパフォーマンスをしてくれると思います。
悲しみを乗り越えた若者達の瞳をご覧ください。ジャニーさんが育てたジャニーズJr.、これからは、私から彼らが巣立っていけるように全身全霊をささげてやっていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2019年7月13日 滝沢秀明