路上ライブで徳永英明さんの『レイニーブルー』を披露していたら、客の中から楽曲の作詞をした大木誠さんが突然現れ、1000円の投げ銭を落とす。
そんな奇跡的な出会いが、ネット上を沸かせている。
ライブをしていたシンガーの祐介さんが7月10日、大木さんとの2ショット写真を投稿し、話題になっている。
祐介さんは、7月5日の午後8時半ごろから、札幌市中央区の公園で路上ライブを開いていた。
周囲には20人ほどが集まり、15曲ほど披露した後、目の前で聴いていた高校生が口ずさんでいた「レイニーブルー」を歌う流れになった。
歌い終わると、聴いていた男性が近づいてきて、1000円の投げ銭をもらった。その後、男性から驚愕の一言を告げられる。
「良かったです。レイニーブルーを作詞した大木誠です」
聴いていたのは、まさかの作詞した大木誠さん本人だったのだ。
祐介さんは、その時のことをこう振り返る。
「大木先生に声をかけていただいた時は、本当に驚きすぎるとはこのことかと思いました。あんなに素晴らしい名曲を書かれた方なのでやはりとても紳士的で素敵なお方でした!写真を載せてもよろしいかと聞いたところ、快く承諾してくださったのを覚えております。本当に歌ってて良かったと心から思える瞬間でした」
レイニーブルーは、徳永英明さんが作曲、大木誠さんが作詞を手がけた。
祐介さんは、「レイニーブルーは昔徳永英明さんのライブ映像で聴かせていただいた時に、時が止まったかのように聴き入ってしまったのを覚えています」とハフポスト日本版のメール取材に回答。
曲について、「大木先生の書く詩の深さや切なさ、徳永さんの圧倒的な声質と感情表現、ライブ全体としての雰囲気がとても良すぎてずっと聴いていました」と思い入れを語った。
大木さん本人が撮影した、祐介さんがレイニーブルーを歌う様子が、祐介さんのTwitterに投稿されている。
そんなお気に入りの名曲が、偶然の出会いにより、祐介さんにとってさらに特別なものとなった。
「それから僕にとってレイニーブルーはとても大事な曲の一つとなりました。僕にとって歌とはこういうものだと教えてくださった曲だと思います」
まさに、レイニーブルーの裏面で起きた『奇跡のようなめぐり逢い』の話だ。