現金輸送車から札束の嵐。アメリカの高速道路が大変なことに…

高速道路に突如巻き起こった「キャッシュ・ストーム」に15台以上の車が立ち止まり、通行していた人々が狂喜乱舞で紙幣を拾う現金つかみ取り状態に。
紙幣を落としてしまった現金輸送車
紙幣を落としてしまった現金輸送車
Dunwoody Police Departmentの公式Facebookより

アメリカ・ジョージア州アトランタの高速道路で、現金輸送車が思いがけず札束をばらまく事件が発生した。

地元のダンウッディ警察署によると7月9日、高速道路を走行中の現金輸送車の扉が突然開いてしまい、大量の紙幣が舞い散ってしまったのだ。

紙幣が道路に散乱しているのを見た車の運転者たちは、次々と車を停車させ、一心不乱にばらまかれたお札を拾い始めた。 

You’re driving along a busy interstate when you notice money flying all over the road. What would you do? 👀 This is happened on I-285 yesterday near Ashford-Dunwoody Road. 💵 Should they be allowed to keep it? Dunwoody PD said no but most probably already spent the cash. 🤑 lol pic.twitter.com/TSBdYqcqJq

— Kristen Holloway (@KHollowayWSB) July 10, 2019

同署には、午後8時ごろに通報が入った。急行した警察官が現着したときには、すでに多くの紙幣が持ち去れられ、数百ドルがわずかに落ちていたのみ。

よると、舞い散った紙幣は推定17万5000ドル(約1890万円)。

同署はFacebookに当時の様子を「通報では『15台以上の車両が立ち止まり、人々が必死にお金を拾っている』と言われました」と伝えた。

そして「確かに誘惑に勝てないのも理解できるんだが、これは盗難であり、お金を返すべき。この金の嵐によって、(拾い集めるために車道に出ていた)歩行者や車への衝突事故が起きなかったことに感謝せねば」とつづった。

その後、奇跡的に数人の善良な市民は拾い集めた紙幣を警察署に届けたという

高速道路で散乱してしまい、その後に返ってきた紙幣
高速道路で散乱してしまい、その後に返ってきた紙幣
Dunwoody Police DepartmentのFacebookより

CNNによると、すでに男性1人が2100ドル(約22万円)、もう一人の男性が500ドル(約5万4000円)を返却した。

同署のロバート・パーソン広報官はCNNのインタビューに対し、この事件についてソーシャルメディアで広まっている、現金つかみ取りをしている動画などから車のナンバーを確認中と説明。「警察がいつ探しに来るだろうかという心配につきまとわれずに済むよう、お金を返しに来てほしい」と話している

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