ドナルド・トランプ大統領が、日米同盟破棄の可能性についての考えを側近に示していたと、ブルームバーグが6月25日に報じた。
ブルームバーグのジェニファー・ジェイコブ記者は、スクープと題して自身のTwitterでもこのことを伝え、3つの情報筋からの話だとつづっている。
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日米同盟は、日本が攻撃された場合にアメリカが日本の防衛義務を負うことを規定しているが、逆にアメリカが攻撃された場合は、日本の自衛隊はアメリカを防衛する義務を負わない。
ブルームバーグによると、トランプ大統領は、この点について、一方的でアメリカにとって不公平だと考えていると、情報筋が明かしたという。
日米同盟は、第二次世界大戦後に署名された日米安全保障条約に盛り込まれる形で、約60年にわたって日米関係の基盤となっている。
トランプ大統領は、同盟破棄に向けた具体的な措置はとっておらず、政権当局者も、実際には起こりえないことだと話しているという。ブルームバーグの情報筋は、トランプ氏の個人的な会話だとしている。