JR九州の停電、原因はまさかのナメクジ。困惑する広報「聞いたことない」

電気設備内に侵入し、機器に触れてショートを起こしたとみられています。

JR九州で起きた停電の原因が、なんとナメクジだったことが判明した。

JR九州によると、停電は5月30日午前9時40ごろ、鹿児島本線の門司ースペースワールド間、日豊線の小倉ー城野間で発生。電車26本が運休、23本が遅延し、1万2000人に影響が出た。40分後に復旧し、約1時間後に運転を再開した。

<停電によるダイヤ乱れ>
発生時刻:09時43分
発生場所:鹿児島本線 門司 から スペースワールド
●鹿児島本線(上下線)運休及び遅延
【遅延:門司港 から 久留米】
●日豊本線(上下線)運休及び遅延
【遅延:小倉 から 大分】… #JR九州 https://t.co/99iI9ZXBy8

— JR九州 列車運行情報(福岡・北九州エリア)【公式】 (@jrkyushufukhok) May 30, 2019

JR九州が調べたところ、線路脇にある電気設備内の機器の一部がショートしており、焦げた虫のような死骸のような物が見つかった。その後、ナメクジだと分かった。

ナメクジがケーブル機器にふれ、停電を引き起こしたとみられる。

電気設備は箱状で、地面から伸びる配管とつながっている。接合部にすき間ができてしまい、そこから侵入したとみられる。

広報担当者は「ナメクジが原因の停電は、ここ数年で聞いたことはない」と困惑気味に説明。今後の対策として、「設備点検ですき間などが見つかれば、修繕していく」と話している。

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