東京都美術館で漫画家の峰なゆかさん暴行被害 「殴られた」とトラブルを明かす。美術館は「警察への相談も含め検討」

開催中のクリムト展を訪れた際に、車いすで観覧していた男性からいきなり数発殴られたことをTwitterで明かしました
漫画家の峰なゆかさん
漫画家の峰なゆかさん
時事通信社

東京都美術館は6月16日、館内でのトラブルについて公式Twitter上で謝罪した。

東京都美術館にいつも御来場、御支援いただき、ありがとうございます。

昨日御来館いただいたお客様に、館内トラブル時の美術館の対応により、ご不快な思いをさせてしまいました。また、このことについて多くの方からお問い合わせをいただくなど御心配をおかけしております。誠に申し訳ございません。

— 東京都美術館 (@tobikan_jp) June 16, 2019

 この前日、「アラサーちゃん」などの作品で知られる、漫画家の峰なゆかさんが東京都美術館のクリムト展を訪れた際に、見知らぬ男性から突然殴られる被害を受けたことを、Twitterで明かしていた。

今日は東京都美術館のクリムト展に行って絵を見てたら、急に車椅子に乗った男に殴られた。びっくりしすぎて固まってたら、さらに無言で2〜3発殴られた。美術館の人に伝えると「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです」とのこと。

— 峰なゆか (@minenayuka) June 15, 2019

東京都美術館がこの男性への対応をしなかったことで、やりきれない感情を抱えた峰さんは、やり返そうと思ったものの、暴行事件の加害者として報道されることが頭をよぎり「何もできないわ痛いわ惨めだわで泣けてきて」と吐露。

追いかけて殴り返そうとしたけど「峰なゆか障害者男性に暴行」という見出しがよぎってやめた。何もできないわ痛いわ惨めだわで泣けてきて、とにかく私が泣きまくるので最終的に私が救護室に連れていかれて終了しました。

— 峰なゆか (@minenayuka) June 15, 2019

東京都美術館は、詳細については言及せず「現在、事実関係を確認しており、明日以降、できるだけ早く当館の対応につきまして当館ホームページ等でご説明させていただきます」とTwitterで説明した。

ハフポスト日本版の取材に対し、東京都美術館は「今後の対応は決まってないが、警察への相談をするかどうかも含め対応を考えていく。事実確認ができ次第、できる限り迅速に何らかの方法でお伝えします」と話した。

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