米・大リーグ、ヒューストンで5月29日に行われたアストロズ対カブスの試合中、球場全体が一瞬静まり返る悲劇が起きた。
カブスのアルバート・アルモラJr.選手が放った打球が、観戦していた少女に直撃。これを見た同選手はショックで号泣し、試合は一時中断した。CBSなど海外のメディアが、5月30日報じた。
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CBSによると、悲劇が起きたのは、4回表のカブスの攻撃。打席に立ったアルモラ選手が放ったファールボールが4歳の少女に直撃した。
打球が少女に直撃した事に気づいた同選手は、その場で立膝をついてショックで泣き出してしまい、チームメイトのジェイソン・ヘイワード選手に慰められた。
打球が直撃した少女はすぐさま病院に運ばれた。意識があるものの、怪我の内容は明らかになっていないという。
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当時の打球の速度は公表されていないが、米・大リーグで導入されている選手の打球の速度などを分析する「スタットキャスト」と呼ばれる装置によると、最低でも時速90km/hはあったと報告された。
「僕も2人の子どもの父親だから...言葉が出ない」
ゲーム終了後、アルモア選手はインタビューにこのように答えた。
「打った瞬間、まずはじめに目に飛び込んできたのが彼女だった。今はただ、祈ることしかできない。言葉が見つからないんだ。僕も、2人の子どもの父親だから...」
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「もしも神様が許してくれるならば、私は残りの人生をかけて少女と向き合っていきたい」