熊本市のリブワーク藤崎台で5月18日に行われたプロ野球・福岡ソフトバンク対北海道日本ハムファイターズの試合で、珍しい光景が繰り広げられた。
北海道日本ハムファイターズの背番号7・西川遥輝外野手が、試合中に傘を差しながらファンと談笑したのだ。
“珍事”が起きたのは、日本ハムが1点リードで迎えた4回裏のソフトバンクの攻撃中、2アウト、ランナー1、2塁の場面。
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打席に立った牧原大成選手が膝に自打球を当て、治療のために試合が中断された。
その際、センターを守る西川選手にファンが折り畳み傘を差し出した。
それを受け取った西川選手は、傘を差してそのままファンと談笑。試合が中断されていた約3分間の間、選手がファンと“立ち話をする”という、珍しくも和んでしまう光景となった。
傘を差し出したのは、ソフトバンクを応援するファンと見られ、思わぬ形で敵味方を超えた交流となった。
公開された動画では、西川選手とファンが共に笑顔で会話を交わす様子が映っている。
この日の球場付近では試合前から雨が降っていたが、4回裏のソフトバンクの攻撃中も雨足は強かった。
この光景には、この試合の実況アナウンサーも「プレー中にあの...傘を差す選手は初めて見ました。嬉しいひと時でしたね、ファンにとってはね」と解説者と笑いを交えながら様子を伝えた。
試合はその後再開され、後続の打者がライトフライに倒れ3アウトとなり、ソフトバンクの攻撃が終了。攻守交代を迎え、西川選手はファンに傘を返却しベンチに下がった。
この珍しい光景に、当日現地で試合を観戦していたとみられるファンは、「最高のファンサ(ファンサービス)を受けたかもしれない」などと、ネット上で話題としていた。
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試合は途中雨による中断を挟んだが、2-1でソフトバンクが勝利した。