母子2人が犠牲になり、10人以上がけがを負った池袋の暴走事故で、乗用車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が5月18日午前、入院先の病院を退院し、警視庁目白署で任意で事情聴取を受けている。NHKなどが報じた。
飯塚元院長は胸の骨折などの重傷を負い、事故後に入院。こうしたことなどから、警視庁は逮捕をしなかったとみられる。一方で、警視庁は家宅捜索などで証拠を集めるとともに、容体を見ながら任意で事情を聞いていた。
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事故当時、車は90キロ台後半のスピードが出ていたが、アクセルやブレーキに異常はなく、運転ミスの疑いが強いという。
NHKによると、飯塚元院長は杖をついた状態で目白署に入ったという。