アメリカ・イリノイ州で、行方不明になっていた19歳の妊婦がSNSを通じて連絡を取っていた女に殺害され、女の自宅の裏庭から遺棄された遺体が見つかった。妊婦の子宮からは胎児が取り去られていた。CNNなどの海外メディアが5月17日に報じた。
シカゴ警察は16日、遺体が発見された自宅に住んでいたクラリサ・フィゲロア容疑者と娘のデザレイ容疑者を含む3人を、殺人などの疑いで逮捕。
マーレンさんのお腹の中にいたとされる胎児は、容疑者の自宅とみられる場所で発見され、病院に運ばれたが重体となっている。
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凶悪な犯行はFacebookへの投稿がきっかけ
CNNによれば、遺体で見つかったのは、4月23日から行方不明になっていた19歳のマーレン・オチョアロペスさん。ケーブルで首を絞められた痕があり、絞殺されたと見られる。事件当時は、妊娠9ヶ月だった。
凄惨な事件はどのようにして起こったのか?きっかけはSNSだった。
マーレンさんは、フェイスブックのグループに、仕事がなく十分なお金もないため子どものベビーカーを購入するのを助けてほしいと投稿した。
すると、1人の女がその投稿に反応。新品のベビー服などの未使用品があるとして、プライベートメッセージで連絡するようにマーレンさんに尋ねた。女はマーレンさんを自宅に呼び寄せ、そこで犯行に及んだとみられる。
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警察の取り調べに対し、逮捕された3人のうちデザレイ容疑者はマーレンさんの殺害に関与したことを認めた。デザレイ容疑者は、母のクラリサ・フィゲロア容疑者がマーレンさんを絞殺するのを助けたと供述している。
シカゴ警察署長のエディー・ジョンソンさんは犯行の動機について、事件の捜査官は、容疑者が子供を自分の子供として育てたいと思ったとしか推定できないと語ったと、ABCは報じている。