「令和色」のボールペン、 美大生の作品が6万超「いいね!」の大反響

新たな時代に向けての夢を…イメージは「輝き、希望」
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Yasさんが作品を公開しているTwitter(@yasuta_kaii32I)
Yasさんが作品を公開しているTwitter(@yasuta_kaii32I)

「令和色」ってどんな色? 美大生が描いたボールペンがSNSで反響

元号が平成から令和へと変わり、お祝いムードの中、「令和」にちなんだ商品やアートを数多く目にする昨今。そんななか、美大生によってTwitterに投稿された『令和色のボールペン』というイラスト作品が、6万超の「いいね!」を集めて大きな反響を呼んでいる。「めちゃくちゃ美しい」と多くの人々の心をつかんだ“令和色”とは? 作者のYasさんに制作意図を聞いた。

新たな時代に向けての夢を…イメージは「輝き、希望」

 『令和色のボールペン』のイラストを投稿したのは、美大生のYasさん。これまでフルーツやケーキなどの食べ物を“本物”と見まがうほど写実的に描いた「リアル絵」でも人気を集めていた。今回の『令和色のボールペン』は、夜空などをモチーフとして作品群として、リアル絵とは別のアカウントで投稿されたもの。描かれたボールペンのカラーは「梅」、「菫」、「桜」の3色で、銀河のようなキラキラ感がたまらない作品だ。フォロワーからは「好きです。めちゃくちゃ綺麗」、「令和慶祝カラー、美しいです。これに負けないくらい令和が素敵な時代になるといいですね」「これはセットで商品化してほしい」など多くの絶賛コメントが寄せられている。作者のYasさんに話を聞いた。

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――『令和色のボールペン』が大反響ですが、ご感想を教えてください。
Yasさん こんなに見てもらえるとは思っていなかったので、すごく嬉しいです。
――なぜ『令和色のボールペン』を描こうと思いついたのですか? また「令和色」をどのようにイメージしたんでしょうか?
Yasさん 新たな時代に向けての夢を描きたいと思いました。令和色は、「輝き、希望」からイメージしました。
――リアル絵の制作時間は平均2、3時間だそうですが、今回の制作時間は?
Yasさん 約2時間です。
――『令和色のボールペン』は、夜空をモチーフとした作品の一環だそうですね。リアルと幻想的な部分が融合していてとても素敵ですが、これらの作品へのこだわりや、アピールポイントは?
Yasさん 光がキラキラした表現にこだわっていますね。ありそうでない、でもあったらいいなと思ってもらえたら嬉しい。少しでも良いと思っていただけたら幸いです。

――夜空モチーフの作品と果物などのリアル絵を比べて、Yasさんの中での取り組み方や気持ちの違いなどはありますか?
Yasさん 果物を描くときは、瑞々しさを大切にしています。それに対して、夜空モチーフを描くときは、グラデーションや色のバランスを大切にしています。
――ボールペンのような文具のほか、コスメやアクセサリーをモチーフに使うことも多いですね。
Yasさん もともとコスメや文房具が好きで。身近にあるものを見て、「こんな物があったらいいな」とか、「こういうデザインの物を作ってみたい」と思いついたものを描いています。

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不特定多数に見てもらえるSNS、マイナスなコメントに傷つくことも

――今回のように、SNSで作品を公開することで大きな反響があると思います。Yasさんが感じる、SNSのメリットやデメリットがあれば教えてください。
Yasさん メリットは、不特定多数のネットユーザーに見てもらえることです。デメリットとしては…意見をもらえるのは嬉しいのですが、マイナスなコメントが来ると傷つくことですかね。ガラスのハートなので、傷つきます(笑)。

――昨今では、一般の方々がSNSで作品を公開したり、販売したりする機会も増えています。美大に通っていらっしゃるYasさんから見て、どのように感じられますか?
Yasさん 皆さん、色々なデザインやイラストを描いていて素晴らしいなと思います。励みになります。

――今後挑戦したい作品や活動について教えてください。
Yasさん 大型作品をキャンバス200号くらいに描いてみたいです。また新たなモチーフで、新たなスタートを切れるように頑張ります!

(文:水野幸則)ヤスさん Twitterアカウント
夜空をモチーフにした作品はコチラ⇒(@yasuta_kaii32I)
食べ物などを模写した作品はコチラ⇒(@6lSj4

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