東京ディズニーシーで5月13日、ショー『ビックバンドビート』の公演中に、2階の客席から落下物があり、1階で鑑賞していた観客が怪我をした。15日、ハフポスト日本版の取材に対し、オリエンタルランドの広報が明らかにした。
ネット上では、当日、同公演を鑑賞していたとみられる人から「2階席から物が落ちてきた」「避けようがないし、恐ろしい」「落下ではなく投げ込んでいました」「落下物を落とした人は口論し、飲酒をしていた」など様々な報告があがっていた。
東京ディズニーリゾート公式サイトによると、『ビックバンドビート』は、東京ディズニーシーにある常設の施設で公演されている。ミュージシャンやタップダンサーらが、ビッグバンドのジャズの演奏に合わせて繰り広げる人気のショーだ。
事故が起きたのは、13日の午後6時45分から始まったその日の最終公演。
当時、一体何が起きたのか?
──ネット上で報告されている事故が起きたのは、事実なのでしょうか?
事実です。シアターの2階観客席から1階観客席に落下物があり、1階で鑑賞していたゲストが怪我をしました。
──ペットボトルや白いカバンが落ちてきたという証言があるのですが、どんな落下物だったのでしょうか?
ゲストの方の個人的な情報が含まれてしまいますので、大変申し訳ないのですが、それについてはお話しかねます。
──怪我をされた方は、どの程度の怪我だったのでしょうか?
幸い、病院に行かなくても済む程度の怪我だと報告を受けております。
──ネット上では、2階観客席で口論やトラブルがあったという報告もありますが、それについては?
こちらも、ゲストの方の個人的な情報が含まれてしまいますので、大変申し訳ないのですが、お伝えし兼ねます。
──今回のような事故は、頻繁に起こるのでしょうか?過去にも例があったのでしょうか?
2階から1階に落下物が落ちてゲストに当たり怪我をするという、このような事故に関しては過去の記録がないのですが、過去にも例がないほどレアなケースだと思います。
──ショーの公演中は、キャストの方はどのような対応やお願いをしているのでしょうか?
ショーが行われているブロードウェイ・ミュージックシアターでは、1階席、2階席共に常時一定数のキャストを配置して、公演中もモニターを行なっております。
安全にご鑑賞頂くために、2階席の最前列の席で鑑賞頂くゲストには「前方の手すりに物を置くことはご遠慮ください」とお声がけをしています。
──怪我をされたゲストの方への言葉はありますでしょうか?
1日でも早くお怪我から回復することを心から願うとともに、またパークにお越し頂きたいと思っております。
何が落ちたのか、公演中の2階席で何が起こっていたのか。取材で全てを明らかにすることはできなかったが、一歩間違えば危険な事故になりかねなかった。
子供から大人まで幅広い世代が訪れる東京ディズニーリゾート。ルールやマナーを守って楽しみましょう。