ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が、長年のパートナーであるクラーク・ゲイフォードさんと婚約した。
アーダーン首相は、2018年1月に妊娠を発表して以来、繰り返し結婚について問われていた。
5月3日、アーダーン首相は左手の薬指にダイアモンドの指輪をはめて式典に出席。 それに気が付いた報道機関の学生インターン記者が、指輪について首相官邸に尋ねたところ、婚約していたことが分かった。 ニューヨークタイムズによると、首相は4月29日から指輪をはめていたという。
イースターの週末に婚約。結婚については「プロポーズはしませんよ」と答えていた
アーダーン首相とゲイフォードさんの代理人は、AFP通信に対し、2人が婚約を決めたのは、4月20日~21日のイースター休暇中のことだったと語った。
2人の間には、長女のニーヴ・テ・アロハちゃんがいる。ニーヴちゃんは、2018年6月に生まれた。
アーダーン首相は、在任中に出産した世界で2人目の女性首相となり、2018年9月には国連総会にニーヴちゃんを連れて出席したことでも話題を呼んだ。
出産後も2人が事実婚だったことに対し、2019年1月、BBCの単独インタビューでアーダーン首相は「彼にプロポーズをしないのか」と問われ、笑いながら「No」と答えていた。
続けて、アーダーン首相は自身が「フェミニストである」と話したうえで「私からはプロポーズしません。この問題について彼自身にプロポーズすべきかどうか悩み苦しんで乗り越えてもらいたいから」と語っていた。
ニーヴちゃんの誕生により、アーダーン首相は6週間の休みを取っていた。
また、テレビの釣り番組の司会者だったゲイフォードさんは現在、専業主夫となり家族を支えている。
ゲイフォードさんは、ニーヴちゃんとともに国連総会に出席した際の出来事をTwitterで「昨日、国連の会議室で(ニーブちゃんの)おむつを替えていた時、日本の代表団が入ってきたんだ。その時、すごい驚いていたんだ。写真に撮れていたらなあ」と語っていた。
ニューヨークタイムズによると、2人は2012年に表彰式の席で出会ったという。