菅義偉官房長官は4月5日午前の記者会見で、3月に現役を引退したアメリカ大リーグ・マリナーズのイチローさん(45)が、国民栄誉賞を辞退したことを明らかにした。
国民栄誉賞を打診したところ、イチローさんが代理人を通じて「人生の幕を下ろした時にいただけるよう励みます」と辞退したという。
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イチローさんは、小泉政権時の2001年と2004年に2度、国民栄誉賞の授与を打診されたが、「野球生活が終わった時に、もしいただけるのであれば、大変ありがたい」と固辞していた。
菅官房長官は、「ご本人の気持ちを尊重して見送ることにした」と述べ、「多くの方に夢や希望を与え続けてきたスーパースターであり、皆さんとともに今後の活躍を楽しみにしたい」と語った。