3月30日、あの二人がステージに帰ってきた。
元「モーニング娘。」のメンバー辻希美さんと加護亜依さんが、13年ぶりにW(ダブルユー)として復活。千葉・幕張メッセで開かれた『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2019』の初日公演に出演した。
2人がハロー!プロジェクトのコンサートで共演するのは、2006年1月に開催された『Hello!Project 2006 Winter 全員集GO!』以来のことだった。
ステージ後、2人はそれぞれブログとInstagramを更新。興奮冷めやらぬ様子をつづった。
「やっぱり運命の人は のんだって」加護ちゃんが待ち続けた辻ちゃんにメッセージ
奇しくも、13年ぶりのステージに立った3月30日は、2人がテレビ番組「ASAYAN」で、モーニング娘。第4期オーディションに合格した日でもある。
加護さんは2007年に事実上の活動休止。辻さんも同年、産休を取り、ダブルユーの復帰は難しい状態になった。
2000年の合格の日から19年。
離れていた時間のほうがすでに長くなっていたが、ステージを終えた加護さんは「ずっと待っててくれたのは、のんでした」と2人でピースサインをくっつけ、ダブルユーのポーズをとった写真を投稿。
続けて「あの日からずっと 運命を感じていたけど 今日確信した。やっぱり運命の人は のんだって😍そんな人に出会えた事、誇りに思う」と辻さんへの思いを語った。
そして、ダブルユーのキャッチコピーから「これからもずっと双子じゃないけど双子みたいな関係でいられます様に。ほんとに待っててくれてありがとう!」とつづった。
ステージ上では、モー娘。時代にもなじみ深かった「I WISH」を、辻さんとともに披露。現役メンバーも歌に加わった。
サビのパートを歌い間奏が入ると、加護さんは思わず感極まって口元を押さえた。
涙を浮かべながら「人生ってすばらしい」の歌詞に乗せてまた歌い始め、最後は加護さんが辻さんの肩を抱き寄せて、2人で見つめ合って笑顔を見せた。
辻さん「やっぱり最高、最強の私の相方」━━長い時間がかかったからこその思い
辻さんも同じく公式ブログを更新。ダブルユー2人の自撮り写真や、衣装を作ってくれたデザイナーや当時のマネジャーを交えた写真も投稿した。
「やっぱり最高、最強の私の相方あいぼん」とハートの絵文字をつけて加護さんへの気持ちを伝えた。
第4子を出産後、わずか3カ月というタイトなスケジュールだった。しかし「一緒に立つステージは凄く安心感があり、自分にもの凄いパワーが出ます」と加護さんとの共演に力づけられた様子を振り返った。
衣装には、ミニモニ。の黄色チェックに、ダブルユーの赤チェック、そして辻さんのカラーであるブルーに、加護さんのピンクというデザインが盛り込まれていた。
辻さんは「私達の全てが詰め込んで作ってくれた衣装なのです」と紹介。
そして「長い時間がかかったからこその感動や有り難みを感じる事ができました」と思い返した。
オーディション合格日であるこの日にまた歌えたことにも「19年後の今日という日に13年越しのステージにあいぼんと立てたというのは本当に凄い縁で結ばれてるんだなぁ✨と改めて感じています(灬˘╰╯˘灬)」と思いを吐露していた。