アップルは3月18日(現地時間)、7.9インチタブレット「iPad mini」の新モデルを発表しました。Apple Pencilに対応し、プロセッサをA12 Bionicに刷新したのが特徴です。
価格はWi-Fiモデルの場合、64GBが4万5800円(税別、以下同)、256GBが6万2800円。セルラーモデルの場合、64GBが6万800円、256GBが7万7800円。
カラーはシルバー・ゴールド・スペースグレーの3色展開。オンラインストアにおける出荷開始日は、記事執筆時点では3月30日と表示されています。
外観をそのままに最新仕様に刷新
搭載する7.9インチのRetinaディスプレイは、最新のiPad Proと同じTrue Toneに対応。外光環境に応じて自然な色温度に調整してくれます。
プロセッサはiPhone XS と同じA12 Bionicを搭載。処理性能は2015年9月に発表されたiPad mini 4に比べて3倍、グラフィックス性能は9倍に向上しています。高いAI性能と合わせ、アップルは「AR(拡張現実)を活用する際にも、リッチなグラフィックスを楽しめる」とアピールします。
最新のiOS 12を搭載し、複数アプリを同時に起動するなどのマルチタスクを利用できます。
Apple Pencilは旧型に対応
Apple Pencilにも対応しますが、新iPad Proのマグネット充電式Apple Pencilではなく、旧式のライトニング端子で充電するタイプ。これは今回同時に発表されたiPad Air(2019)も同様です。これによって、Apple PencilはiPad Pro用とiPad mini / Air用の2種類が混在することになります。
充電端子もiPad ProのUSB-Cではなく、Lightningを採用します。
本体サイズは203.2 x 134.8 x 6.1mm、重さはWi-Fiモデルが約300.5g、セルラーモデルが308.2gです。
アップルのCEO、ティム・クックも、iPad mini(2019)を実際に使用している画像をツイートしています。「小さいは正義」という方にオススメできそうです。
(更新完了)
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(2019年3月19日 Engadget日本版「新iPad miniついに登場。Apple Pencil対応、4万5800円で30日出荷」より転載)