ニュージーランドのクライストチャーチにあるモスク(イスラム教の礼拝所)で3月15日に起きた銃乱射事件を受けて、安倍晋三首相やアメリカのトランプ大統領など、各国の首脳がTwitterで哀悼のメッセージを発信している。
安倍首相は15日、「親愛なるアーデーン首相」と英語と日本語で呼びかけるメッセージ。「心からの連帯を表明します」「テロと断固として戦う決意です」などと投稿した。
アメリカのトランプ大統領は、「ニュージーランドのみなさんに、深い哀悼の意を表します。アメリカはニュージーランドと共にあり、できることは何でもする」と投稿した。
オバマ前大統領も「ミシェルと私はニュージーランドのみなさんに哀悼の意を送ります。私たちはみなさんと、そしてムスリムのみなさんと共に悲しんでいます」と投稿。リツイート数はトランプ大統領の2万8899件を大きく上回る9万5000以上にのぼる。
イギリスのメイ首相は動画メッセージを投稿した。「憎悪と恐怖を扇流ような邪悪なイデオロギーは、私たちの社会に居場所はない。ニュージーランドのみなさんのことを思い、祈っています」と述べた。
テロ事件が相次いでいるフランスのマクロン大統領も、「フランスはあらゆる過激主義に立ち向かう」として、国際社会と連帯してテロに対抗する姿勢を改めて強調した。
オーストラリアのモリソン首相は、計9本のメッセージを投稿。「被害者への敬意と哀悼を込めて、国旗を半旗にするよう頼んだ」と写真付きでコメントした。
カナダのトルドー首相は英語とフランス語で「祈っている最中の人々を攻撃するとは、信じられないほどおぞましい。ニュージーランドとムスリムコミュニティーのみなさんと共に、世界中が悲しみの輪の中にある」とメッセージ。
ロシアのメドベージェフ首相も「数多くの犠牲者に、深い哀悼の意を表します」と英語でコメントした。