「埼玉には何もないだと?……否、我々には誇りがある!!」
言わずと知れた、大ヒット中の映画「翔んで埼玉」のGACKT演ずる麻実麗様の決め台詞だ。
でも、埼玉にはあるはずだ。「PRIDE OF URAWA」、日本一熱い「浦和レッズ」が━━。
”そこらへんの草”味ポップコーン
「埼玉」VS「東京」。プライドをかけた、もう一つの戦いがある。
サッカーJ1浦和レッズは、3月30日のFC東京戦で、映画とコラボした「『翔んで埼玉』シート」を発売中だ。
「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」という映画の迷セリフにちなみ、「”そこらへんの草”味ポップコーン」が企画シートの特典となっている。
今映画化するから実現した「奇跡」のコラボ
「翔んで埼玉」は漫画家の魔夜峰央氏が1982〜83年に連載した同名の漫画が原作。当然、1993年に開幕したサッカーJリーグ「浦和レッズ」については触れられていない。
だが、映画にはちらほらとレッズへのオマージュが登場する。
埼玉と千葉の決戦、埼玉ののぼりや旗の色は、レッズのチームカラーでもある「赤」。映画のとあるシーンには、レッズのフラッグも登場する。サッカー日本代表の槙野智章選手(浦和レッズ所属)も、「埼玉ポーズ」で出演している。
ある意味、「翔んで埼玉」と「浦和レッズ」は、奇跡のコラボだ。そして、この奇跡のコラボレーションはまだまだ続く。
「みんなは、埼玉ポーズを知ってるかな??」
槙野選手は2月27日、こんなメッセージを添えて、元日本代表GKの西川周作選手らとともに「埼玉ポーズ」をInstagramに投稿している。
かつて「Jのお荷物」と揶揄された浦和レッズは、今や名実ともに強豪へと成長した。
世界で名前を知られた小野伸二選手(現在はコンサドーレ札幌)、原口元気選手(ドイツ・ハノーファー96)、そして日本代表不動のキャプテンである長谷部誠選手(フランクフルト)もプロサッカー選手としてのキャリアの土台はレッズにある。
「世界埼玉化計画」は着々と進行しつつある。
3月2日は浦和レッズのホーム開幕戦。コンサドーレ札幌との一戦を前に、槙野選手は「俺たちの戦いにも注目だぁ!!!」とInstagramに投稿した。
コンサドーレ戦、そしてFC東京戦。きっと見ることができるはずだ。ゴールを決めた選手たちの渾身の「埼玉ポーズ」を……