タレントの釈由美子さんが2月26日、自身のブログで、10代後半からパニック症(パニック障害)を発症していたことを告白した。
パニック症について取り上げた日本テレビ系「世界一受けたい授業」の収録で、自身の体験談を語ったという。
「苦しくて怖くて、いつ過呼吸が起きるか不安でたまらなかった」
釈さんはブログで、「職業柄、こういった内容を告白するのはとても勇気がいることですが」と断った上で、「現在、同じ症状で苦しんでる方たちの気持ちに寄り添えるよう番組を通して、パニック症に対する周囲の理解が深まることを願うばかりです」と自身の体験を打ち明けた理由を語った。
「苦しくて怖くて、いつ過呼吸が起きるか不安でたまらなかった」と辛かった当時を振り返った。 白い目で見られたというそんな過去を乗り越えて、「30代になり、いつのまにかお薬にも全く頼らなくてもよくなるまですっかり回復しました」とつづった。
突然、何のきっかけもなく、恐怖や不安感が...
パニック症は、突然、何のきっかけもなく、激しい恐怖や不安感が高まる「パニック発作」などが繰り返される病気。
富山県医師会の公式サイトによると、「パニック発作」では、次のような症状が突然現れる。
動悸
発汗
呼吸困難
吐き気
死ぬのではないかという恐怖
パニック発作が繰り返されることで、また症状が襲ってくるかもしれないという、漠然とした不安を感じる「予期不安」に悩まされる。
そこからさらに、「広場恐怖」に発展するケースもある。過去に発作が起きた場所や、発作が起きた時に逃げられなかったり、助けが得られなかったりする場所に不安を感じ、次第に避けるようになってしまうという。
富山県医師会の公式サイトよると、100人に1人が罹患するとされる。
日本女性心身医学会によると、パニック症は、脳の神経伝達物質(セロトニン)の機能異常によって起きるとする考え方が主流という。