中学校で出された書き取りの宿題を、ネット通販で購入した「字書きロボット」に任せたことが中国で話題になっている。そのスピードを見て欲しい。
■お年玉の使い道は「字書きロボット」
中国の国営放送CCTVなどによると、この大胆な作戦を実行したのは中国東北部・ハルビンに住む中学3年生の女子学生。学校の冬休みに出された書き取りの宿題をラクに済ましてしまおうと一計を案じた。
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ネットの通販サイトで、お年玉から800元(約1万3000円)を捻出し、自分の代わりに字を書いてくれるロボットを購入したのだ。
1分間におよそ40文字を打ち込める、手書きとほぼ変わらない速さも手伝ってわずか2日で宿題を終わらせることに成功。しかし、あまりに早く出来上がったことや、書き間違いがなかったことから母親にあっさりと見破られた。
■検索すると大量に...
CCTVによると、このロボットは専用のアプリをインストールし、書いて欲しい内容を打ち込むだけで作文をしてくれるという簡単なもので、宿題に悩む中国の若者の間で注目を集めているという。
試しに中国の通販サイトで「写字机器人(字書きロボット)」と検索すると出るわ出るわ、数え切れないほどだ。価格帯は200元台(約3200円)から2000元(3万2000円)を超えるものまで幅広く、自分の筆跡を記憶してくれるものもあるという。
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■中国の宿題も大変!?
中国メディアの「梵天都市報」はこうしたロボットが注目を集める背景には、子どもたちに良い成績を求めるプレッシャーが強すぎることがあるとしている。
「梵天都市報」は「こうした機械が流行るのは、宿題の負担が大きすぎることへの一種のブラック・ユーモアだ」と論じた上で「教育する側も子どもたちへの負担をきちんと減らせているか反省し、効率的な授業ができているかを考えれば、こうした笑い話も少なくなるはずだ」と分析している。