週明け以降は梅雨前線が本州の南で停滞するため、東北から九州北部では天気が回復する見込みです。晴れる日は暑くなるため熱中症に注意してください。
■この先1週間のポイント■
・広範囲で梅雨の中休みに
・蒸し暑さは和らぐも引き続き熱中症に注意
・台風2号 日本に直接の影響はなし
広範囲で梅雨の中休みに
明日15日(月)以降は、梅雨前線が本州の南から九州南部周辺に停滞します。このため、東北から九州北部にかけては18日(木)頃にかけて梅雨の中休みとなり、日差しの届く日が多くなる予想です。
ただ、関東では上空の寒気の影響を受けてにわか雨や雷雨の可能性があるため、晴れている日でも油断せず、こまめに最新の天気をご確認ください。
梅雨前線に近い九州南部や、低気圧や寒気の影響を受ける北海道では、雨や曇りのすっきりしない天気が続く見込みです。
蒸し暑さは和らぐも引き続き熱中症に注意
梅雨前線が南下するため、これまでの蒸し暑さはやや和らぎますが、それでも晴れる日を中心に暑くなり、最高気温が30℃以上の真夏日となるところが多くなる見通しです。
特に週明け15日(月)の関東は、強い西よりの風が吹いてフェーン現象が発生し、東京を含む各地で30℃を超える予想です。
本格的な夏はまだ先ですが、熱中症の危険性が高まります。
こまめに水分補給をする、屋内でも適度に冷房を使うなど、しっかりと熱中症対策をとるようにしてください。
台風2号 日本に直接の影響はなし
12日(金)に発生した台風2号(ヌーリ)は、南シナ海を西北西に進んでいます。今後は中国の華南へ上陸し、熱帯低気圧に変わる見通しです。日本への直接の影響はありません。
ただ、梅雨前線の停滞する位置や活動傾向などに影響を与えて、間接的に日本の天気や気温などに影響する可能性があるため、ウェザーニュースでは引き続き状況の監視を行います。
※台風2号の名前「ヌーリ(Nuri)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「オウム」の一種を指す言葉です。
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