気象庁は、今日30日(日)を対象とした熱中症警戒アラートを、東京都を除く関東6県と山梨県に発表しました。
関東では今日も晴れて暑さ指数(WBGT)が上がり、熱中症の危険性が極めて高くなる見通しです。熱中症予防を怠らないでください。
※熱中症警戒アラート(試行)は関東甲信の1都8県を対象に、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報です。来年は全国で本運用が始まる予定です。
連日の猛暑 炎天下の外出は短時間に
関東甲信では今日も強い日差しが照りつけます。昼間は35℃前後まで気温が上がって、夜もあまり気温が下がりません。
熱中症に警戒し、暑い時間帯の外出は極力控えて、涼しい屋内で過ごすようにしてください。
熱中症予防の目安となる暑さ指数(WBGT)をみると、関東甲信地方の広範囲が最も高いランクの「危険」になる見込みです。8月も終盤ではありますが、引き続きこまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。
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「厳重警戒」ランク以上で熱中症患者は急増
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。この画像中では、濃い紫色で塗られた部分がその閾値以上に相当します。
熱中症レーダーで暑さ指数をチェック
ウェザーニュースアプリのレーダータブから切り替え可能な「熱中症レーダー」では、暑さ指数(WBGT)を地図上で確認できます。(会員登録で24時間先までの予想も閲覧可能)
警戒(WBGT25℃〜)・厳重警戒(28℃〜)・危険(31℃〜)に加え、「熱中症警戒アラート」レベル(33℃〜)の4段階で表示され、その日の熱中症の危険度がひと目でわかります。
熱中症の危険性が非常に高い予報が出ている場合は、外出を避けて冷房の効いた涼しい室内で過ごすようにするなど、対策にお役立てください。
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