舞台『はじめの一歩』アニメ版声優・高木渉も出演 キャスト一挙公開
1989年から連載され今年30周年を迎える森川ジョージ氏の人気ボクシング漫画『はじめの一歩』。その舞台版となる、『リアルファイティング「はじめの一歩」The Glorious Stage!!(ザ・グロリアス・ステージ)』のキャストなど全情報が18日、解禁された。来年1月31日~2月9日まで、東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演される。
注目のキャストは、主人公の幕之内一歩役にシュートボクシングの経験を持ち、本作が本格的なデビュー作となる俳優・後藤恭路。一歩の永遠のライバル宮田一郎役には俳優・声優、アーティストと幅広いジャンルで活躍する滝澤諒。
「浪速のロッキー」の異名を持つ千堂武士役には数々の舞台に出演し、骨太な演技に定評がある 松田凌。一歩が所属するジムの会長であり、ボクシングの師である鴨川源二役には声優・俳優として活躍し、アニメ版で青木勝の声優を務めていた高木渉など、オーディションで選ばれた多彩なキャストがそろった。作・演出はアニメ版で一歩を演じた声優・喜安浩平が手掛ける。
喜安は「あの大長編をどう切り取るのか。説得力のある体と、心情を理解できる知性を併せ持つ俳優が揃えられるのか。当然のように不安は無数で、誰かがやるとなったら、間違いなく、やめといた方がいいと言う私だ。愛あればこそファンの方々は厳しい。舞台で表現できる部分は存外少ない作品だとも思う。だって、本当に殴るわけにはいかないのだから。でも。やるなら自分しかいない。とも思いました」と本作に挑む上での覚悟を語る。
また、「託していただけたことを光栄に思います。脚本だけでなく、演出として現場で共に悩み苦しめることが、嬉しくてなりません。私の知っていることを惜しみなく注ぎこんで、座組一丸となって戦います」と宣言。「今もなお進み続ける、偉大な伝説に挑みます。『あの線』の向こう側へ踏み込むような挑戦です。劇場で、その結果を確かめてください」と呼びかけている。
【キャスト】
幕之内一歩役:後藤恭路
宮田一郎役:滝澤諒
千堂武士役:松田凌
鷹村守役:滝川広大、伊達英二役:松本寛也、間柴了役:岡本悠紀、青木勝役:塩田康平、木村達也役:高橋奎仁、速水龍一役:橋本真一、冴木卓麻役:山口大地、ヴォルグ・ザンギエフ役:才川コージ
梅沢正彦役:神坂優心、間柴久美役:未来、幕之内寛子役:久下恵美
鴨川源二役:高木渉
アンサンブル 久保雅樹、アブラヒム・ハンナ、竹内健史
■主要キャストコメント
・幕之内一歩 役:後藤恭路
小さい頃からアニメを何度も観ていたので、決まった時は嬉しくて泣きました。格闘技を習い始めたのも『はじめの一歩』の影響がとても大きいです。 舞台化が決まる前から出演するのが夢で、『はじめの一歩』の主役として選んで頂き感謝の気持ちで一杯です。本番に向け、原作のファンの方、ボクシングファンの方をがっかりさせないように体作りを基盤とし、格闘のリアルな動きから キャラクターの心境などの細かいところまで再現出来るように、意識を高めて役作りをしたいと思っています。今後の稽古や舞台の演出が楽しみです。
・宮田一郎 役:滝澤諒
誰もが一度は耳にしたことがある、そんな偉大な作品の主人公のライバル役として携わらせて頂けることを心から光栄に思っています。ボクシングという自分にとって未知であるものに飛び込んでいく不安はありますが、それ以上にワクワクした気持ちでいっぱいです。宮田一郎”という人間に真摯に向き合い、彼の人生をこれからもっと深く知っていき、生き、そして沢山の方々に愛してい ただける舞台版『はじめの一歩』が創れるよう身を削って頑張っていきます。温かい応援宜しくお願いします。 あいつには負けない。
・千堂武士 役:松田凌
この度千堂武士を演じさせて頂きます松田凌と申します。このような大役を与えて頂き光栄に思う反面、責任も強く感じております。強さとはなんなのか。自分の生まれ故郷である西を背負って板の上に立つよう尽力いたします。 2020年、新年を迎える頃にはこの演者、スタッフの皆様と共に大きな「はじめの一歩」を踏み出したいと思います。
・鴨川源二 役:高木渉
アニメ版『はじめの一歩』では喜安くんが幕之内一歩、そして僕は青木勝を演でさせていただきました。その喜安くんが作・演出の舞台だなんて本当に素敵です! そして、鴨川会長は僕。え? 僕が? というのが正直な気持ちではありますが、何か期待されているのであれば全力で臨みたいと思っております。『はじめの一歩』舞台化への興味と、鴨川会長という大役への挑戦、そして共演者の皆さんの若きパワーを受けながらどんな舞台になっていくのか、今は未知な部分に気持ちが高ぶっています。まずは稽古から…皆さんも楽しみに待っていてくださいね。