韓国でいったんは収束したとみられた新型コロナウイルスの集団感染が広がっている。5月28日の新規感染者数は79人で、韓国政府はソウル首都圏で2週間の外出自粛を再び要請した。
集団感染は現在、大手通販サイト「クパン」の物流センターで広がっている。
MBCニュースによると、5月28日時点で、京畿道富川市梧亭洞にあるクパン物流センター関連での感染者は69人にのぼっている。
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このセンターでは1300人が働いており、全職員が検査を受けることから、感染者が更に増える可能性も高い。ある30代女性の患者だけでも、センター内での接触者は200人に達する。
現在、この物流センターは運営を中止しているが、普段は生鮮食品を処理していた。
そのため、センターで感染者が発生したという知らせに、顧客の中では不安感が高まった。
クパン側は鎮火に乗り出している。
朝鮮日報によると、関係者は「(クパンのセンターでは)包装された状態で入ってきた商品を顧客が受け取れるよう、箱詰め作業をするだけだ」として「マスクと手袋を着用した状態で作業するため、商品と職員の身体が直接接触することは不可能だ」と述べた。
韓国政府は5月6日から、コロナ対策として実施していた外出抑制策を緩和し、目標を「一日の新規患者50人未満」に設定。しかし直後の7日に梨泰院のクラブでの集団感染が判明、目標を上回る感染者が出てしまった。
政府は5月28日に緊急記者会見を行い、29日から2週間の公的なイベントの中止や美術館などの閉鎖、首都圏でのクラブなどの運営自粛要請、首都圏在住市民に対しては在宅勤務などによる外出自粛などを要請した。
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ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。
※情報を追加しました。