タレントの武井壮さんが9月11日、指導名目の暴力が起きている今のスポーツ界に対して「指導の名を盾にした虐待だ」と厳しい口調のツイートで批判した。
体操・宮川紗江選手への暴力問題を念頭に置いた発言とみられ、一連のTwitterの投稿には、暴力を許さないという強い意思が表れている。
武井さんは、スポーツ界が暴力に対する認識が甘いと指摘し、「街で大人が子供殴ったら即通報で逮捕だよ。それが『スポーツ教える』が乗っかったくらいでチャラどころか『素晴らしい指導』になる訳ねえだろう」と語気を強めた。
次の投稿で、小学生やパラアスリートに対する暴力を例に挙げて「教える側が反論や抵抗しにくい相手を殴るのは、指導の名を盾にした虐待なんだって事理解してくれよ」と呆れ返った。
武井さんは続けて、それでも問題はないと考える指導者がいたとしたら、「暴力や罵声無しでは指導できないなら、保護者や本人の暴力容認の同意を取って私塾でも開いて指導すれば良い」と皮肉混じりにツイート。
武井さんはさらにヒートアップ。
暴力を含む指導で選手が成長するという考え方を真っ向から否定し、「暴力を肯定してる全員に告ぐわ。暴力無しで全国1位の成績残せる指導方法見つけてから来い。暴力無しでそれができりゃ暴力なんか必要ねえだろうが!!全国目指すに必要だ?甘えんじゃねえ!!」と怒りがピークに達した。
ひとしきり意見を言い終えた後、「エキサイトして言葉が乱暴になりました、失礼٩( ᐛ )وフゥ。。」と反省し、おどけて見せた。
その上で、「スポーツの世界から汚い物、恥ずべき蛮行を全部無くして誰からも敬愛される紳士的で最高で最強の文化を作ろうぜ!」と意識改革の必要性を呼びかけた。
一連のツイートが共感を呼んだことは、リツイートやLikeの数に表れている。
中には1万8000回以上リツイートされた投稿もあり、「プロアスリートが言うと説得力がある」「激しく同意」といった共感の声が寄せられた。