【女性初】米軍スナイパー課程を女性兵士が卒業

スナイパー課程はとてつもなく強靭な精神力が必要となる。
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Joe Raedle via Getty Images

モンタナ陸軍州兵の女性兵士が、米陸軍のスナイパー課程を卒業した。女性としては初めてとなる。

兵士の名前は公表されていないが、彼女は精神的にも肉体的にも厳しい7週間のコースを11月5日に卒業した、と陸軍が発表した。

「この兵士の偉業をとても誇りに思います。これはモンタナ州だけでなく、全ての陸軍州兵にとって画期的な出来事です」と軍務局長のピーター・フロネック少将は述べた。「兵士は目標を達成するため、何度か志願兵として務める必要もあり、これは任務への献身的な態度の表れです」

女性は2020年12月にモンタナ陸軍州兵に入隊し、ジョージア州フォート・ベニングでの歩兵としての同一基地部隊訓練中に、射手専門家の資格を得た。フォート・ベニングでの訓練中に、指揮官や訓練員らに推薦されたという。

スナイパーの役目と同様、スナイパー課程はとてつもなく強靭な精神力が必要となる。まず、候補者は居心地の悪い姿勢で何時間も完全に静止できなくてはならない...蚊や過酷な天候、暑さ、泥、汗にも負けてはだめだ。

「通常の35パウンド(約16キロ)のバックパックの代わりに、スナイパーは最大110パウンド(約50キロ)を背負い、何キロも歩き、目的を達成するために時には這うこともあります」とブライアン・モーラン軍曹はArmy News Serviceに語っている。「スナイパーは小さなチームで行動するため、機材が必要な場合は、その人数で全てを運ばなければなりません」

2015年に女性の戦闘禁止が解除されて以来、軍の中でも最も厳しい陸軍学校からも、着実に女性兵士が卒業している。2015年8月には、陸軍の精鋭レンジャースクールを女性兵士2人が卒業した。そして2020年には、初の女性グリーンベレー(陸軍の特殊部隊)兵士が誕生した。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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