これまでも問題視されてきた、"ながらスマホ"による自転車の運転。ついに歩行者を死亡させる事故が起きた。神奈川新聞などが報じた。
川崎市麻生区で12月7日、電動自転車と歩行者がぶつかり、その後に歩行者が死亡した。電動自転車の女子大学生(20)はスマートフォンを操作しながら運転しており、神奈川県警麻生署が重過失致死の疑いで書類送検する方針を固めた。
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事故では、女子大生が遊歩道から市道に出ようと電動自転車を発進させた際に、歩道を歩いていた77歳の女性と衝突。女性は転んで頭を強く打ち、病院に搬送された。
TBSによると、女子大学生は「ぶつかるまで気付かなかった」と話しているという。
神奈川新聞が、警察の情報として伝えたところによると、女子大生は左耳にイヤホンをつけ、左手にスマホ、右手に飲み物を持っていた。
■"ながらスマホ"による事故多数。芸能人の被害申告も
スマホを操作しながら自転車を運転して起きた事故は、過去にもあったが、車にはねられるなど被害者となるケースが多かった。
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毎日新聞によると、そうした事故は、2011年から2015年の5年間で800件を超えている。
自転車側が加害者となったケースでは、福岡市博多区の市立那珂(なか)小学校で2015年、通学中の児童が自転車に衝突される事故が2件発生。これを受けて児童らが、「携帯電話を使用しての運転は禁止」と書かれたチラシを配る取り組みをした。
"ながらスマホ"をめぐっては、芸能人が被害を訴えるケースも。女優の宮地真緒さんは12月9日、自身のTwitterで、「スマホをみながら自転車にぶつかられました。やめようねぇ。危ないから」と注意を呼びかけた。
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