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丸いカプセルに入ったおもちゃ、カプセルトイ。その販売マシンがキャッシュレス化しました。バンダイが、交通系電子マネーに対応した「スマートガシャポン」の1号機をJR池袋駅に設置しています。
一般的なカプセルトイの販売機は、コインを入れてハンドルを回して商品を出すものですが、「スマートガシャポン」では現金は使えません。
スマートガシャポンは5台分のガシャポンが一体化した販売機(上の写真が1セットです)。上側中央の支払機にはタッチパネルが搭載されており、そこで商品を選択。支払いはSuicaなどの交通系電子マネーを使います。支払いが済んだら、選んだ商品に対応するガシャポンのハンドルを回すと、商品がコロッと出てきます。最後のハンドルを回す操作は、一般的なガシャポンと同じですね。
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ガシャポンが電源ナシで稼働するのに対し、スマートガシャポンはタッチパネルやLTEモジュールを内蔵しており、設置には電源が必要となります。決済機能ではFeliCaの読み取り機以外にバーコードリーダーも備えており、コード決済にも対応予定としています。
一方、キャッシュレスならではのメリットとして、100円単位ではない弾力的な料金設定が可能になります。さらに抽選ゲームのようなおまけ要素も提供できるようになりました。さらにスマートガシャポンでは、リアルタイムの販売情報データの取得にも対応。バンダイはそれを活用し、在庫情報を案内するサービス「ガシャどこ?PLUS」をガシャポン公式サイトで展開しています。
スマートガシャポンの設置は今後、関東を中心に順次拡大。バンダイ側は5月末までに50セットを展開予定としています。
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(2019年4月18日Engadget 日本版「「ガシャポン」までキャッシュレス、Suica対応で初稼働」より転載