ファミリーレストラン最大手の「すかいらーく」グループが4月までに、国内全店で24時間営業をやめることになった。
「働き方改革の一環」だという。すかいらーくホールディングス(東京都武蔵野市)が、1月20日に発表した。
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■1972年から24時間営業スタート
「すかいらーく」グループは、ファミリーレストラン最大手。かつて主力店だった「すかいらーく」は2008年になくなったが、現在は業態変更して「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」など国内に3197店(2019年末時点)を経営している。
1972年から24時間営業をスタート。2009年にはグループ内の728店で24時間営業していた。しかし、時代の変化とともに2017年には約600店の深夜営業時間を短縮していた。
プレスリリースによると、今回の24時間営業を全廃した背景を「食とサービスを提供する企業として持続的な成長を目指すためには、従業員の健康に配慮した職場環境づくりが不可欠」とした。
すかいらーくホールディングスの広報担当者は、ハフポスト日本版の取材に「深夜営業の時間を短縮することで、店長を含む正社員が日中にパート・アルバイトのトレーニングをできるようになるなど、一層のサービス向上が期待できる」と話した。
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■ガスト、ジョナサン、バーミヤンの計155店が24時間営業廃止
同社によると、24時間営業していない店舗も含めてグループの566店で深夜営業の時間を短縮する。内訳はガスト332店、ジョナサン153店、バーミヤン68店、グラッチェガーデンズ8店、夢庵5店だ。
このうち24時間営業しているのは155店舗。ガスト62店、ジョナサン92店、バーミヤン1店だった。
1月から4月にかけて順次、営業時間を短縮していく。短縮される時間は店舗によって違うが、平均2.5時間になるという。