白猫プロジェクト訴訟、ファンからは不安の声 「白猫やめたら癒やしがなくなる」

「5件の特許権侵害」 任天堂が44億円の損害賠償と配信停止をコロプラに求める
「白猫プロジェクト」の公式サイトより
「白猫プロジェクト」の公式サイトより
colopl.co.jp

スマートフォン向けの人気ゲーム「白猫プロジェクト」をめぐって、運営会社のコロプラを任天堂が訴えた。コロプラが1月10日に発表した。ヘビーユーザーからは「白猫やめたら癒やしがなくなる」と不安の声が上がっている。

コロプラの発表によると、2016年9月に「特許権を侵害している」と任天堂から申し立てがあったという。それから1年以上に渡って話し合いを続けてきたが、2017年12月22日に東京地裁にゲームの配信差し止めと約44億円の賠償を求める訴訟が提起された。

任天堂の広報担当者はハフポスト日本版の取材に対して、「タッチパネル上でジョイスティック操作を行う際に使用される特許技術など5件の特許権が侵害された」と説明した。ネット上では任天堂のゲーム「スーパーマリオカート」や「どうぶつの森」によく似たイベントが、「白猫プロジェクト」にあったことが指摘されているが、「詳細については答えられない」と明言を避けた。

■白猫プロジェクトとは?

白猫プロジェクトは、2014年に配信が開始された3DアクションRPGゲーム。2016年6月にはダウンロード回数が1億回を突破。コロプラの屋台骨を支える大ヒット作となった。

バトルや街づくりのほか、最大4人で楽しめるリアルタイム通信バトルを搭載。壮大な冒険のストーリーを中心にゲームが展開していく、王道なRPGをスマートフォンで実現したという。

移動も攻撃も指1本で可能な「ぷにコン」という操作システムを採用している。

白猫プロジェクトを毎日プレイしているという20代の女子大生は、ハフポスト日本版の取材に以下のように答えた。

「以前から任天堂のゲームに似ているなと思うイベントがあり気になっていたので、もしかしたらそこが問題になったのかと思いました。白猫プロジェクトは魅力的なキャラクターを、課金をしなくてもゲットできることが多いところが特に好きです。訴訟で負けて、白猫の配信が停まったら、日々の癒やしがなくなると心配しています」

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