2月12日に開かれた衆院予算委員会で、安倍晋三首相と立憲民主党会派の岡田克也氏がやり合う場面があった。
10日の自民党大会で、安倍首相は2007年の参院選敗北について触れる中で、「悪夢のような民主党政権が誕生した。あの時代に戻すわけにはいかない」と4月の統一地方選と7月の参院選への決意を語った。
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この発言に対し、岡田氏は「政党政治において頭から私たちは、政権時代に、その前の自民党の歴代政権の重荷も背負いながら政権運営をやってきました。そのことを考えたらあんな発言は出てこないはずだ」と反論。「悪夢」発言の撤回を求めた。
安倍首相は「言論の自由がある。少なくともバラ色の民主党政権でなかったことは、まあ事実なんだろうな、とこういう言わざるを得ないわけであります」と含み笑いで言い返した。
岡田氏は「まったく了解できませんよ、取り消しなさい」と強い口調でたたみかけたが、安倍首相は「取り消しなさいと言われても取り消しません!」と態度を変えなかった。