志村けんさん、東村山市の名誉市民に 「東村山音頭」などで地名を広めた功績

志村さんの死去後、市のホームページには追悼メッセージが約2万2000件届いたという。
新型コロナウイルス感染に感染し亡くなった、故志村けん(本名・志村康徳)さんを名誉市民に選定した東京都東村山市の顕彰式に臨む遺族ら=25日、同市
新型コロナウイルス感染に感染し亡くなった、故志村けん(本名・志村康徳)さんを名誉市民に選定した東京都東村山市の顕彰式に臨む遺族ら=25日、同市
時事
oriconnews

志村けんさん、東村山市の名誉市民に 顕彰式では全員で「アイーン」

 3月29日に亡くなったコメディアン・志村けんさん(享年70)の地元である東京・東村山市は25日、志村さんを名誉市民として選定した。志村さんの兄・知之さんが代理で授与された。同市の名誉市民は、志村さんで3人目。

 同市によると、市議会6月定例会で議案が23日に提出され、きょう25日に全会一致で可決された。議案可決後に顕彰式が行われ、渡部尚市長から知之さんに名誉市民の証明書と花束を贈呈。また知之さんの発案により、議場出席者全員で志村さんの代表ギャグ「アイーン」も披露された。

 志村さんが地元の「東村山音頭」などを通じ同市の地名を全国に広めたことや、その功績により、東村山市民が郷土の誇りとして深く尊敬に値すると認められることから、今回の選定に至ったという。

 渡部市長は19日、自身のツイッターで「志村けんさんに『東村山市名誉市民』の称号をお贈りする議案を、名誉市民条例に基づき市議会に提出することを発表しました」と明らかにしていた。

 また志村さんの死去後、市のホームページには追悼メッセージが約2万2000件届き、「ありがとう」「ぜひ志村さんを名誉市民に」などと、感謝のメッセージが多く寄せられたという。

【関連記事】

注目記事