ジョニー・ロットンの愛称で知られる元セックス・ピストルズのジョン・ライドン氏が、11月のアメリカ大統領選挙でトランプ大統領を支持すると公言した。
イギリス出身でアメリカに住むライドン氏。2016年の大統領選ではヒラリー・クリントン氏を支持し、それ以前にはバラク・オバマ氏を支持していた。
しかし2020年の大統領選では、トランプ氏の支持に回るという。
ライドン氏はガーディアンのインタビューで、トランプ大統領を支持する理由は経済だと語った。
さらに「支持しなかったら、俺は相当なバカだ。なんてったって相手候補がバイデンなんだから。トランプだけが妥当な選択肢だ。バイデンには舵取りをするだけの能力はない」と述べ、バイデン氏不支持がトランプ氏支持の理由だとも説明した。
インタビューの途中で「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン(アメリカを再び偉大な国に)」というトランプ陣営のスローガンが書かれた帽子を見せ、「労働者層はどこの誰だかわからない人に支配されるつもりはない」という持論も展開している
ライドン氏はこれに先立つBBCの番組でも「トランプ大統領には自分で考えられる人だ。彼は神が作ったこの地球で最も愛されている人ではないが、対立候補は解決策を見せていない」と、バイデン氏を批判し、トランプ大統領支持を表明した。
ライドン氏はこの4年で、トランプ氏に対する考え方を変えたようだ。
同氏は2016年のメトロのインタビューで、「トランプの当選は考えられない!」と述べていた。
そして「彼を支持するのは少数の人たち。憎しみや無知によるものだ。政治家にうんざりしているが、ビジネスマンが政治家にとって変わることはできない。彼らの方がもっと腐敗している」とトランプ大統領を批判。「トランプ大統領が当選すれば第三次世界大戦が近く」とも述べていた。
ハフポストUK版の記事を翻訳・加筆しました。