私と妻が結婚したのはたった4年前のことだけど、23年間親友同士だった。ガールスカウトで初めて出会って、高校でもずっと友達だったけど、2011年まで付き合うことはなかった。私たちは何年もの間、お互いに彼氏がいたときがあっても、くっついたり離れたりしていた。でも、ちゃんと一緒になってからはもう離れられない関係になった。
それだけ長い間友達同士だったから、一緒になったとき、私たちのセックスライフはちょっとぎこちない感じだった。自分の体型を気にしてたし、自信もなかった。私は自分をぽっちゃりだと思っていて、彼女は細いので、私は裸で寝ることはなかった。体重が重いことでセックス中に膝を痛めたり、おかしな体位になったりもした。そして、抗うつ剤を飲んでいたので、性欲がなかったことも悩みだった。
時が経つにつれ、セックスはだんだんよくなっていき、今では最高だ。私たちのセックスライフでとても大事にし、彼女との関係の中で自分の自信を育むのに役立ったことの1つは「ごっこプレイ」だ。私たちは男女役を演じたり、役を交代したりする。私たちは2人とも学生時代に演劇を学び、演じることが大好きなので、キャラクター設定も完全に作り上げたし、たくさんのコスチュームもある。
ごっこプレイは何日も続く。お互いの職場から、キャラクターになりきってメッセージを送ったりもする。私は職場のトイレから、画像やそのキャラクターが言いそうなことを送ることもあるが、たまにキャラクターモードで書いたメッセージを間違えて友達に送っていないかと心配になることもある。そんなことになったらどうやって説明すればよいのだろう...?結局、私たちはごっこプレイのこともオープンにして伝えることにした。私たちはこの遊びが大好きだ。
1日メッセージを送りあってから帰宅すると、それからすぐセックスというわけではない...さらに積み上げていくのだ。夕食を作るときもキャラクターモードなので、緊張感で興奮が高まる。でも時には、あまりに時間をかけるため、ベッドにたどり着いた頃には疲れ果て、セックスしないなんてこともある。
ごっこプレイにはいつも新鮮味がある。私たちのときめきがこんなに長く続いているのはそのためだ。私たちは何度も違う人間としてファーストキスを交わしてきた。私たちは私たちのままなのに、違う人間なのだ。今ではセックスは週に1回か2回くらい。週末に2人とも家にいるときは大抵何らかの事に及んでいる。平日の夜だと翌日疲れ果ててしまうので、平日はやめておこうということになった。よく一緒にアダルトビデオを観て寄り添ったりする。
近頃は自信に関してもずっと改善されてきた。Instagramでファット・ポジティビティ(肥満への偏見から自分を解放し、前向きである事)に関することをたくさん読み、自分のサイズのせいで人生にストップをかける必要はないのだと気づいた。今では裸で寝るようになって、他にも妻といろいろ新しいことも試している。なかなかいい感じだ。
私たちはカップルとしてとても親密な関係で、お互いのムードが今どんな感じなのかはっきりわかる。2人とも女性なので、月を通して気分の上下があるけれど、お互いのサイクルを知っているのでいつも調和できている。
これから数カ月内に、私たちは赤ちゃんを授かりたいと思っている。以前登録されたドナーがいたのに、直前になって二の足を踏まれてしまった。私たちが親になったらセックスは減るかもしれないけれど、ごっこプレイはやめるつもりはない。2人にとっての楽しみだし、私たちのセックスライフが下り坂になる気配は今のところなさそうだ。
セックス・ダイアリーは、ハフポストUK版に読者から無記名で寄せられたセックスに関するストーリー。ハフポストUK版に掲載されたものを、翻訳・編集しています。様々なセックスにまつわるストーリーを通じて、性にまつわる喜びや悩みをオープンに語り合おうという企画です。