「私は妊娠できない」米人気歌手セレーナ・ゴメスさんが明かす。「自分と赤ちゃんの命を危険にさらしてしまう」

全身性エリテマトーデスと双極性障害を公表しているゴメスさんが、妊娠できないことを初めて公表した
カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された第76回プライムタイム・エミー賞に出席したセレーナ・ゴメスさん(2024年9月15日)
カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された第76回プライムタイム・エミー賞に出席したセレーナ・ゴメスさん(2024年9月15日)
Amy Sussman via Getty Images

アメリカ出身の歌手で俳優のセレーナ・ゴメスさんが、健康上の理由から妊娠が難しいことをヴァニティフェア10月号のインタビューで明かした。

ゴメスさんは「これまで言ったことはないのですが......私は残念ながら自分の子どもを妊娠できないんです」と語っている。

「医療上の問題をたくさん抱えていて、私自身と赤ちゃんの命を危険にさらしてしまいかねないからです」 

ゴメスさんは、妊娠できないと知った後は苦しんだものの、今はその時よりもずっと良い状態だとも話している。

「しばらくの間は悲しみに暮れていました……(妊娠できないと)想像していなかったからです。他の人と同じように自分にも起きることだと思っていました」

ゴメスさんは2015年、全身性エリテマトーデスを公表し、深刻な合併症と闘いながら、2017年に親友で俳優のフランシア・ライサさんに提供してもらった腎臓の移植手術を受けた

ゴメスさんは全身性エリテマトーデスに加えて、メンタルヘルスの治療を受けていることもオープンに語ってきた。

2020年には、歌手マイリー・サイラスさんのインスタグラム・ライブで、双極性障害と診断されたことを打ち明けた

米国立衛生研究所によると、双極性障害の治療薬の中には、早産、心臓欠陥、発達の遅れなどの問題を引き起こすリスクを伴うものがある。

妊娠はできなくても、ゴメスさんの親になりたいという気持ちは変わっていないという。代理出産や養子縁組などで子どもを迎えられる可能性があることを知り、感謝しているとヴァニティフェアのインタビューで語っている。

「代理出産や養子縁組をする可能性は十分あると思います。自らの意思で代理出産や養子縁組をしてくれる人たちがいることは私にとって恩恵です」

「母親になりたいと心から望む人たちのために、他の方法があることに本当に感謝するようになりました。私もその一人ですから」

「その旅がどうなるのか、楽しみです。想像していたものとは少し違うものになるでしょうが、気になりません。家族を持てる、赤ちゃんを迎えられるのですから」

ゴメスさんはすぐに家族を持つ予定はないと述べているが、パートナーで音楽プロデューサーのベニー・ブランコさんは5月にラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」に出演した際に、子どもを持つことについてゴメスさんと「いつも話している」と語っている

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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