今日(5/21)は、「U20東京メイヤーズ・サミット」という会議を取材してきた。
まずU20(Urban 20)とは、持続可能で包摂的な世界の実現に、都市が重要な役割を担うという認識を持ち、国家レベル(G20)の議論に各都市の経験や意見を反映させることを目的としている。(難しい...)
会議には各都市の市長などの代表や、国際機関などの関係者が参加。SDGs(持続可能な開発目標)でも取り上げられている環境問題やジェンダー平等についてそれぞれ意見や経験を発表した。
ここまで読んで、「ん?なんか難しそう...」と思った? いつもより少し、漢字が増えますが、ここからは少し優しくなるのでお付き合いください。
ホスト・シティ東京の小池百合子都知事も登壇。開会の挨拶の後、パネルとして1番目の「気候変動」についてのセッションに参加した。
そして、そこでサラッと重大な発表をしたのだ。
流暢な英語でサラッと話したので、事前に何も知らなかった私は聞き逃しそうになった。内容は:
「2050年までに、都で排出する二酸化炭素量をゼロにする」というものであった。
取り組みとしては、プラスチックやZEV(ゼロエミッションビークル=電気自動車やプラグインハイブリッド自動車)には2030年までの中間目標を設定し、省エネや再エネなどのさらなる強化をするという。
また、これから東京都主催の会議ではペットボトルやストローの使用を辞めていく方針で、プラスチックを使わなければいけないときは、再生プラスチックを推進していくという。
確かに、今回の会場でも、ペットボトルはもちろん、使い捨てプラスチックは分かる範囲ではゼロ。参加者の机に置かれた水も、メディアセンターに置かれた水も、グラス入りになっている。
会議の行われているホールの外には、東京都の水道水が飲めるマシーンも。
ごみゼロの日を前に、なんとタイムリーな発表だろう。
セブン&アイ・ホールディングスが2030年までにプラスチック袋廃止を発表した時は、「遅すぎ!」と思ったが、今回は二酸化炭素排出量を2050年までに「実質ゼロ」にする、という発表で、はっきり言うとピンとこない。
皆さんはどう感じただろうか。妥当な目標なのだろうか?実現可能なのだろうか?これは後日、専門家に聞き、記事にしたいと思う。
ちなみに、以前に小池都知事が環境大臣だった時に導入したクールビズについてセッション中に話し、参加者に「もし暑ければネクタイを外し、ジャケットを脱いでください」と語りかけたシーンがあった。
その後、休憩中に会場で話をした海外からの参加者が、
「クールビズってとっても素敵なアイデア!帰国したらすぐ市長に報告しなくちゃ」
と話していたのがとても印象的だった。
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ハフポスト日本版で働く私は、5月30日(ごみゼロの日)に向けて、ゴミ削減生活を始めました。様々なチャレンジや失敗を皆さんと共有していきます。皆さんも是非この機会に「ごみゼロ」への旅をご一緒しませんか?