日曜日。今日はのんびり映画を観にいくことに。
映画館ではポップコーンとコーラゼロのセットが我が家の定番。ゴミが出るのは覚悟の上だが、せめてもの気持ちでマイタンブラーを持参した。
映画館で、マイタンブラーにドリンクを入れてくれるだろうか?
「すいません、コーラゼロはこのカップに入れてもらえますか?」とお願いしてみた。すると、
「それは出来ないんです。通常のカップでのご提供になります」と即答するスタッフ。
迷いもなく断るあたり、マニュアルで決まっているのだろう。そして、食い下がる私に、
「もしそちらのタンブラーでお飲みになりたいのであれば、こちらの紙カップで提供するので、お客様でタンブラーに入れ替えて頂くことになります」とのこと。
ナ・ン・ト!
そんな事をしたらまさに本末転倒だ。カップをゴミにした上に洗い物も増えるというダブルパンチになってしまう。
どうしよう...
少し迷ったが、ポップコーンの塩気で喉が乾くのは分かりきっていた。しぶしぶ普通にお店のカップでコーラゼロを注文。
すると、断る間も無く一瞬で蓋とストローが付き、ドリンクを渡された。せめて蓋とストローだけにはNOと言いたかったが、そのタイミングさえ逃してしまい、反省。
それにしても、ダメと言われてそのままにしておいてはこのブログの意味がない。理由を知るため、後日映画館を運営する会社本部に問い合わせると、すぐにメールで返事をくれた。
お問い合わせをいただきました、お客さまがご持参された容器での商品の提供についてですが、弊社では品質管理の観点から、また、安全衛生面の配慮により、お断りをさせていただいております...
ご理解をいただけますと幸いです。
正直、予想通りの返答だった。
レストランの食事の残りの持ち帰りを断られる際にもよく使われる文言だ。
飲食は安全が大事。万が一のリスクを考えると理解はできる。
でも、マイカップなどを推奨するサービスも多い。なぜ?
今後検証していきたい。
ちなみに観に行ったのは、国連SDGsとコラボしているという、人気アニメ「きかんしゃトーマス」の映画最新作『映画 きかんしゃトーマス Go! Go! 地球まるごとアドベンチャー』 。
トーマスがアフリカの女の子機関車ニアと出会い、世界中を一緒に旅するストーリー。中国の機関車まで登場し、トーマスもずいぶん多様性に富んだ内容になったなぁ、と感心した。
偏見を持つ前の小さい頃から、「男女平等」や「自然を守る」という意識に触れるのはとてもいいことだと思う。
今の子供たちが大人になったときには、「映画館ではマイカップが当たり前」になっているのだろうか? 考えさせられた体験だった。
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ハフポスト日本版で働く私は、5月30日(ごみゼロの日)に向けて、ゴミ削減生活を始めました。様々なチャレンジや失敗を皆さんと共有していきます。皆さんも是非この機会に「ごみゼロ」への旅をご一緒しませんか?